ロシア貴族の家系のオーストリア大統領がマルタ騎士団副長(総長代行)を公式訪問(2017年11月)

 ロシア貴族の家系のオーストリア共和国大統領アレクサンダー・ファン・デア・ベレン博士閣下(His Excellency Dr Alexander Van der Bellen)が、マルタ騎士団の“フラー”・ジャコモ・ダッラ・トッレ・デル・テンピオ・ディ・サングイネット副長(総長代行 : Lieutenant of the Grand Master, Frà Giacomo Dalla Torre del Tempio di Sanguinetto)を訪問したようです。

 マルタ騎士団グランド・コマンダー“フラー”・ルートヴィヒ・ホフマン・フォン・ルマーシュタイン閣下(His Excellency the Venerable Bailiff Fra’ Ludwig Hoffmann von Rumerstein)、
 マルタ騎士団グランド・チャンセラーアルプレヒト・フライヘル・フォン・ベーゼラガー閣下(Grand Chancellor, His Excellency Albrecht Freiherr von Boeselager, Bailiff Grand Cross of Honour and Devotion in Obedience)、
 が同席した模様。
 前者はオーストリア貴族の家系、後者はドイツのプロイセン貴族の家系です。

 

Order of Maltaさんのツイート: "Official Visit of the President of Austria Alexander Van der Bellen received by the Lieutenant of the Grand Master Fra’ Giacomo Dalla Torre… https://t.co/EY2iOxj07b"

 

Official Visit of the President of Austria received by the Lieutenant of the Grand Master – YouTube

 

ドイツがマルタ騎士団と外交関係を樹立。ガブリエル副首相兼外相が騎士団本部を訪問(2017年11月)

 ドイツ連邦共和国が、主権実体のマルタ騎士団と外交関係を樹立した模様です。

 ドイツ連邦共和国連邦副宰相・外務大臣ジグマール・ガブリエルSigmar Gabriel, Vice Chancellor)閣下がマルタ騎士団本部館を訪問したようです。

 マルタ騎士団側は、外務大臣的職掌を多く含む“グランド・チャンセラー”のアルプレヒト・フライヘル・フォン・ベーゼラガー閣下(Grand Chancellor, His Excellency Albrecht Freiherr von Boeselager, Bailiff Grand Cross of Honour and Devotion in Obedience)が出迎えた模様。

 

 (英語:マルタ騎士団公式サイト)Official Visit of the German Foreign Minister Sigmar Gabriel, for the opening of diplomatic relations between
 (英語:ドイツ外務省公式サイト)Foreign Minister Sigmar Gabriel travels to Italy – Federal Foreign Office
 (英語:ドイツ外務省公式サイト)Germany establishes diplomatic relations with the Order of Malta – Federal Foreign Office

 

Order of Malta | Official Channel(マルタ騎士団公式チャンネル):
Germany and the Sovereign Order of Malta establish diplomatic relations – YouTube

 

続報:
 先月の話ですが、マルタ騎士団駐箚の初代ドイツ大使として(ローマ教皇聖座兼轄の)アンネッテ・シャーヴァン【アネッテ・シャバーン】閣下(博士論文盗用疑惑で辞任した元大臣)がマルタ騎士団副長に信任状を捧呈した模様(2018年4月)ドイツとマルタ騎士団は2017年11月に外交関係を樹立

 

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下の一般謁見(2017年1月18日)

 2017年1月18日、キリスト教/ローマ・カトリック教会/ローマ教皇フランシスコ聖下(ローマ法王台下 : His Holiness Pope Francis)は、水曜日定例の一般謁見をおこないました。

 

vatican(バチカン放送局公式チャンネル):
2017.01.18 General Audience – YouTube

 

記事:
 一般謁見: 教皇フランシスコ「人は危険に遭うとき生命の主である神の助けの必要性に目覚めるものだ」 – バチカン放送局

 

ローマ教皇ヨハネ・パウロ1世の死は、胸の危険な痛みをいつもの慢性の痛みと思い込んで教皇が医者を呼ばなかったことにより起きた心拍停止が原因との説(2017年12月)

 ステファニア・ファラスカStefania Falasca)という女記者の結論によると、ローマ教皇尊者ヨハネ・パウロ1世(The Venerable Pope John Paul I)の死は、胸の危険な痛みを慢性の痛みと勘違いした教皇が医者を呼ぶ必要はないと判断した結果、その後に心拍停止が起きた、というものだそうです。

 

 (英語)The truth about John Paul I's death | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
The truth about John Paul I's death – YouTube

 

キリスト教/メルカイト東方典礼カトリック教会首座/アンティオキア総大司教グレゴリオス3世ラハム座下が退任(2017年5月)

 2017年5月6日、キリスト教/ローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会/メルカイト東方典礼カトリック教会首座/エルサレム総大司教/アレクサンドリア総大司教/アンティオキア・東方全土総大司教グレゴリオス3世ラハム座下(グレゴリー3世ラハム : His Beatitude Gregorios III Laham, the Patriarch of Antioch and of All the East, of Alexandria and of Jerusalem of the Melkite Greek Catholic Church)が、退任した模様。

 退任に伴い、同教会で司教叙階よりもっとも年数が経っているアレッポ大司教ジャン=クレマン・ジャンバール座下(Archbishop Jean-Clément Jeanbart, Archbishop of Aleppo)が総大司教庁の管理者となったようです。

 

記事:
 (英語:ローマ教皇聖座公式サイト)From the Eastern Churches, 06.05.2017
 (英語)Catholic-Hierarchy News: Laham retired as Melkite Patriarch