インタビュー動画(英語):キリスト教/コプト正教会のロンドン大主教【ロンドン大司教】アンゲロス座下へのインタビュー映像(2022年11月)

  CYC の、キリスト教/オリエント正教会/コプト正教会/ロンドン大主教【ロンドン大司教】アンゲロス座下(His Eminence Archbishop Angaelos of London)へのインタビュー映像です。

 

Christian Youth Channel:
Exclusive: Interview with H.E. Archbishop Angaelos – The Coptic Ambassadors – CYC – YouTube

キリスト教/東方正教会シスマ2022:アレクサンドリア総主教セオドロス2世聖下が、モスクワ総主教キリル聖下の名を礼拝で挙げることを停止(2022年11月)ロシア側からは2019年に停止済み。相互に関係停止へ

 現在開催されている、キリスト教/東方正教会/アレクサンドリア総主教庁の聖シノドの会合で、キリスト教/東方正教会/アレクサンドリア・全アフリカ総主教セオドロス2世聖下(His Beatitude Theodoros II, Pope and Patriarch of Alexandria and All Africa)は、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教キリイル総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)の名を礼拝で挙げることを停止することを決定しました。
 会合はまだ終了していないので、全体の決定の詳細がどうなるかはわかりませんが、2019年にロシア正教会側は同様の決定をしているので、これで相互に関係の停止となりました。
 また、アレクサンドリア総主教庁は、ロシア正教会のアフリカにおける総主教代理/クリン府主教レオニード座下(His Eminence Metropolitan Leonid of Klin, Patriarchal Exarch for Africa)の聖職権限を剥奪するとしています。ロシア正教会には何の関係もありませんが

 

 (ギリシャ語)Το Πατριαρχείο Αλεξανδρείας διέκοψε την μνημόνευση του Πατριάρχη Μόσχας
 (英語)Patriarch Theodoros stops commemorating Patriarch Kirill, Russian Exarch declared defrocked by Alexandria / OrthoChristian.Com

 

 2018年~2019年にコンスタンティノープルが、自身がロシア正教会の管轄権下と認めていたウクライナで、教会法上合法でない上に使徒継承性が成立していない“主教”を首座とする OCU を承認するというムチャクチャな事態(使徒継承性や独立正教会に関するルールという、東方正教会の根幹を儀礼上トップの場所が雑に破った)があり、それに追随したアレクサンドリア総主教庁、ギリシャ正教会、キプロス正教会を含めて、ロシア正教会は関係を停止しています(一部残ってる部分もありますが)。コンスタンティノープルを含む4教会以外は追随していないため事態はその後には大きく動いていませんでしたが、アレクサンドリア総主教庁はロシア正教会と相互に関係を停止することを選びました。4教会はこのままロシア正教会と縁を切る方向に進む可能性が増しているように見えます。

 今回のアレクサンドリア総主教庁の決定は、ロシア正教会が、アレクサンドリア総主教庁の管轄権下であるとロシア正教会が認めていたはずのアフリカに、「アフリカにおける総主教代理区」を許可なく設置し、アレクサンドリア総主教庁を無視してお株を奪うような活動を始めたことが原因です(が、そもそも、上記のようなコンスタンティノープルの愚行に賛同した時点で結末は予見できていたようなものです)。
 ただ、ロシア正教会を含む各独立正教会は、一度独立正教会と認め、その管轄権下と認めれば撤回が出来ないという立場(そのため、ウクライナをロシア正教会の管轄権下ではないと一方的に認めることはできない)であり、ロシア正教会はアフリカ全土をアレクサンドリア総主教庁の管轄権下であると20世紀初頭に認めています。つまり、一方的にアフリカで活動すると「そんなことをしたらコンスタンティノープルと同レベルになってしまう」という指摘は出ていました。
 これに対する公式な立場はモスクワ総主教庁からは出ていないように思います。ロシア正教会の聖職者からは、「アフリカ全土はそもそもローマ総主教庁の管轄権下なので、モスクワ総主教庁が勝手によその総主教庁に移動することは出来ないから、アレクサンドリア総主教庁の管轄権下と認めたこと自体が無効なので無意味」というような見解も出ているようです(よく考えるものというか……)。

 ともあれ、ロシア正教会側のアフリカにおける総主教代理区が、オリエント正教会のコプト正教会から建物の提供を受けるに及び、アレクサンドリア総主教からコプト正教会側へ抗議(「東方正教会内部の問題への介入だ!」)もおこなわれたようですが、特に意味のある反応もなかったようで、結果的にことは東方正教会内部の問題におさまっていないことを示した形に。

 もともと、アレクサンドリア総主教庁は、活動において、ギリシャとロシア正教会からの支援に強く依存している形があり、ギリシャからの要求によりコンスタンティノープルに追随したものの、ロシア正教会からの関係停止とそのアフリカにおける総主教代理区設置から受けるマイナスな影響は強かったはず。
 その後、セオドロス総主教は、アフリカの要人と会見する機会もいくつかあったようで、おそらくロシア正教会と完全に縁を切ってもやっていける、あるいはやっていくしかないと踏んだということなんでしょう。
 今回の件がコンスタンティノープルやギリシャの諸集団と事前に協議したものなのかどうかはわかりませんが、どちらにせよアレクサンドリアと歩調をあわせていく形になるでしょう。

 

続報:
 キリスト教/東方正教会シスマ2022:ロシア正教会/アフリカにおける総主教代理/クリン府主教レオニード座下が、アレクサンドリア総主教庁による“処分”についてコメント(2022年11月)
 インタビュー動画(ロシア語・英語字幕):キリスト教/ロシア正教会/アフリカにおける総主教代理/クリン府主教レオニード座下が、アレクサンドリア総主教庁による“処分”についてコメント(2022年11月)

着座10周年(2022年11月18日):キリスト教/コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下が、着座から10年を迎える(2022年11月)

 キリスト教/オリエント正教会/コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)は、2012年11月18日の着座から10周年を迎えました。

 

Coptic Orthodox Church:
الكنيسة والإعلام – 10 سنوات من الحب والرعاية – YouTube

 

Christian Youth Channel:
Celebrating the 10th anniversary of the Papal enthronement. A decade of LOVING and WISE Leadership. – YouTube

 

Christian Youth Channel:
احتفالية "من جيل إلى جيل" بمناسبة العيد العاشر لتجليس قداسة البابا تواضروس الثاني – YouTube

 

 (英語)The Holy Synod Members Celebrate the 10th Anniversary of the Enthronement of H.H. Pope Tawadros II – Coptic Orthodox Church
 (英語)Holy Liturgy of the 10th Anniversary of the Enthronement of H.H. Pope Tawadros II, with the participation of 115 members of the Holy Synod – Coptic Orthodox Church
 (英語)"From Generation to Generation" Celebration on the Occasion of the Tenth Anniversary of the Enthronement of H.H. Pope Tawadros II – Coptic Orthodox Church

 (英語)Egypt’s Coptic Orthodox Church celebrates 10 years of Pope Tawadros II's enthronement – Society – Egypt – Ahram Online

 

Coptic Orthodox ChurchさんはTwitterを使っています: 「العيد العاشر لجلوس قداسة البابا تواضروس الثاني علي كرسي مارمرقس الرسول (2012 – 2022) 10th Anniversary of the Enthronement of H.H. Pope Tawadros II (2012 – 2022) #الكنيسة_القبطية_الأرثوذكسية #البابا_تواضروس_الثاني #١٠_سنوات_من_الحب_والرعاية https://t.co/Y2Uyfn2iAC」 / Twitter

 

Coptic Orthodox ChurchさんはTwitterを使っています: 「قداس العيد العاشر لتجليس قداسة البابا تواضروس بمشاركة ١١٥ من أعضاء المجمع المقدس – Coptic Orthodox Church https://t.co/pdVB3XpZDo」 / Twitter

 

Coptic Orthodox ChurchさんはTwitterを使っています: 「The Holy Synod Members Celebrate the 10th Anniversary of the Enthronement of H.H. Pope Tawadros II – Coptic Orthodox Church https://t.co/9L4Pzridmp」 / Twitter

キリスト教/コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下が、ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教アントニー座下と会見(2022年11月)

 2022年11月7日、キリスト教/オリエント正教会/コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)は、エジプト・アラブ共和国を訪問中のキリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)と会見しました。

 会見時、アントニー府主教より、メダルの授与がおこなわれたようです。

 コプト正教会から、マーディ主教ダニエル座下(Bishop Daniel of Maadi)らが同席した模様。

 

Coptic Orthodox Church:
“Glory and Honor” Medal awarded for H.H. Pope Tawadros II from the Russian Orthodox Church – YouTube

 

Coptic Orthodox Church:
وسام “المجد والكرامة” لقداسة البابا تواضروس الثاني من الكنيسة الروسية الأرثوذكسية – YouTube

 

 (英語)“Glory and Honor” Medal awarded for H.H. Pope Tawadros II from the Russian Orthodox Church – Coptic Orthodox Church
 (英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 渉外局 公式サイト)Metropolitan Anthony of Volokolamsk meets with Coptic Patriarch Tawadros II
 (英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 公式サイト)Metropolitan Anthony of Volokolamsk meets with Coptic Patriarch Tawadros II / News / Patriarchate.ru

 

Coptic Orthodox ChurchさんはTwitterを使っています: 「“Glory and Honor” Medal awarded for H.H. Pope Tawadros II from the Russian Orthodox Church – Coptic Orthodox Church https://t.co/TtIxseKqQi」 / Twitter

 

Coptic Orthodox Church – الكنيسة القبطية الأرثوذكسية | Facebook

 

Митрополит Волоколамский Антоний встретился с Коптским Патриархом Тавадросом II… – Mospat.ru Официальный интернет-портал Отдела Внешних Церковных Связей МП | Facebook

キリスト教/コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下が、レバノン人女性歌手のマージダ・エル・ルーミーと会見(2022年11月)

 2022年11月5日、キリスト教/オリエント正教会/コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)は、レバノン出身の女性歌手マージダ・エル・ルーミーMajida El Roumi)の訪問を受けました。

 宗教とアート、エジプトとレバノンの関係などについて会談がなされたようです。

 

 (英語)Majida El Roumi Meets Pope Tawadros II | Sada Elbalad

 

 ちなみに、

The meeting was attended by Pope Botrus Danial, the head of the Catholic Center Cinema Festival.

 「Pope Botrus Danial」と書かれている人物が同席したようです。(一瞬、なんだなんだと思いましたが)フランシスコ会のブートロス・ダニアル司祭(Father Boutros Danial)のようです。