キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下が念のための隔離へ(2021年3月)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の症状がみられる司祭との接触のため

 新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の症状がみられた司祭との接触があったため、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会は、セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)が医師の助言に従い念のための自主隔離に入るようです。

 

 (英語:セルビア正教会 総主教庁 公式サイト)Press Release | Serbian Orthodox Church [Official web site]

キリスト教/ルーマニア総主教ダニエル聖下が、ルーマニア駐箚のセルビア大使と会見(2021年3月)

 2021年3月2日、キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教ダニエル聖下(ブカレスト大主教 : ムンテニア・ドブロジャ府主教 : His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea, Locum tenens of the throne of Caesarea Cappadociae, Patriarch of the Romanian Orthodox Church)は、ルーマニア駐箚セルビア共和国特命全権大使ステファン・トマシェヴィッチ閣下(Stefan Tomašević)と会見しました。

 会談では両国間、ルーマニア正教会・セルビア正教会の関係、永眠したセルビア正教会のイリネイ前総主教、新たに選出され着座したポルフィリイェ総主教のことなどが話題となったようです。

 

 (英語:ルーマニア正教会通信)Patriarch Daniel meets new Serbian Ambassador to Romania – Basilica.ro

 

TRINITAS TV:
Ambasadorul Republicii Serbia, în vizită de prezentare la Patriarhia Română – YouTube

 

Стефан ТомашевићさんはTwitterを使っています 「Данашњи сусрет са Његовом светошћу патријархом Румунске православне цркве г. Данијелом пружио је прилику да се обострано искаже искрена посвећеност ради даљег унапређења односа наших држава и две сестринске православне цркве, а на добробит наших народа и будућих поколења 🇷🇸🇷🇴 https://t.co/ZLUmxLeL8Z」 / Twitter

キリスト教/セルビア正教会のアタナシイェ主教座下の容態が悪化している模様(2021年3月)元ザフムリェ・ヘルツェゴビナ・沿海主教

 入院が報じられていたキリスト教/東方正教会/セルビア正教会のアタナシイェ主教座下(His Grace Bishop Atanasije)の容態が悪化しているようです。

 

 (セルビア語:ザフムリェ・ヘルツェゴビナ・沿海教区 公式サイト)Умировљени Епископ Атанасије у тешком општем стању | Епархија ЗХиП
 (セルビア語:モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Умировљени Епископ Атанасије у тешком општем стању | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

 アタナシイェ主教は1938年1月8日生まれの83歳で、ザフムリェ・ヘルツェゴビナ・沿海主教を1999年に引退した後は特定の教区を率いていません。
 聖師父学の専門家のようです。

 

 現在、モンテネグロ・沿海府主教庁の管理者となっているブディムリャ・ニクシッチ主教ヨアニキイェ座下(His Grace Bishop Joanikije of Budimlja and Nikšić)が、アタナシイェ主教を見舞ったようです。
※アタナシイェ主教座下は新型コロナウイルス感染症【COVID-19】と報道されており、掲載写真でも医療従事者の方々は防護服とフェイスシールド(向かって左端の男性を除く)です。

 (セルビア語:ザフムリェ・ヘルツェゴビナ・沿海教区 公式サイト)Епископ Јоаникије посјетио обољелог умировљеног Епископа Атанасија | Епархија ЗХиП
 (セルビア語:モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Епископ Јоаникије посјетио обољелог умировљеног Епископа Атанасија | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

続報:
 訃報(2021年3月4日):キリスト教/セルビア正教会のアタナシイェ主教座下が永眠(1938~2021)元ザフムリェ・ヘルツェゴビナ・沿海主教。新型コロナウイルス感染症【COVID-19】によるセルビア正教会の主教以上の永眠は5人目

週次説教【英語字幕付き】(2021年2月24日):キリスト教/コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下

 キリスト教/オリエント正教会/コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)の、週次の説教の動画、CYCによる英語字幕付き版です。

 

Christian Youth Channel:
HH Pope Tawadros Weekly Sermon 24/2/2021- The Family and Prayer – CYC – YouTube

モンテネグロ大統領ミロ・ジュカノヴィッチ閣下が、キリスト教/第46代セルビア総主教に選出されたポルフィリイェ聖下に祝意(2021年2月)

 モンテネグロ大統領ミロ・ジュカノヴィッチ閣下(His Excellency Mr Milo ĐukanovićМило Ђукановић)が、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教に選出されたポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)に祝意を表明しているようです。

 

 (モンテネグロ語:モンテネグロ大統領府 公式サイト)Novosti | Predsjednik Đukanović uputio čestitku novoizabranom srpskom patrijarhu Porfiriju

 

 反セルビア正教会の立場から教会に厳しい弾圧をおこない、これに加え選挙で野党勢力への弾圧をおこなうなどという愚行が、もともとうさんくさいモンテネグロの政情のさらなる評判低下を招きました。
 またセルビア共和国と西欧の接近によりこれ以上下手な手を打つのが危険になっているということもあります。
 そして、コンスタンティノープルがモンテネグロの教会法上合法でない“モンテネグロ正教会”を認めるつもりがまったくないという立場が動かないことなど、そろそろ完全に失敗というオチも見えますが……。

 ジュカノヴィッチ大統領としては、とりあえずこれまでの態度は堅持しつつも、これ以上のルール破りや無礼な態度を減らしながら、相手方の失策を待つということになるでしょう。