80歳(2018年3月29日):キリスト教/ローマ教皇庁内赦院名誉院長マヌエル・モンテイロ・ドゥ・カストロ枢機卿座下が80歳を迎え、ローマ教皇選挙権を喪失。選挙権を持つ枢機卿の人数は116人に減少

 2018年3月29日、キリスト教/ローマ・カトリック教会のローマ教皇庁内赦院名誉院長マヌエル・モンテイロ・ドゥ・カストロ枢機卿座下(His Eminence Manuel Cardinal Monteiro de Castro, Major Penitentiary Emeritus of the Apostolic Penitentiary)が80歳を迎え、ローマ教皇選挙権を喪失しました。
 これに伴い、選挙権を持つ枢機卿の人数は116人に減少しました。

 

 (英語)Portuguese Cardinal Manuel Monteiro de Castro turns 80 | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Portuguese Cardinal Manuel Monteiro de Castro turns 80 – YouTube

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、サンマリノの執政【共同国家元首】二人と会見(2018年3月)

 2018年3月23日、キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、サンマリノ共和国の二人の執政(Captain Regent)マッテオ・フィオリーニ閣下(His Excellency Mr Matteo Fiorini)およびエンリコ・カラットーニ閣下(His Excellency Mr Enrico Carattoni)と会見しました。

 執政側から聖下へ、サンマリノ共和国への招待の表明があった模様。

 なお、任期半年の執政の交代がもうすぐです。

 

 (イタリア語)I Capitani Reggenti incontrano Papa Francesco e lo invitano a San Marino

San Marino RTV – Giornata densa di emozioni, oggi in… | Facebook

「The Dictator Pope」(独裁者ローマ教皇)という書名のローマ教皇フランシスコ聖下批判の本の著者が自分だと明かしたヘンリー・サイアー氏がマルタ騎士団から団員資格停止処分に(2018年3月)

 昨年12月に、「The Dictator Pope」(独裁者ローマ教皇)という書籍が出ているのですが、この書物がキリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)をアルゼンチン共和国の大統領だったこともある故ファン・ペロン氏(Juan Perón)の政治手法を重ねるなど、聖下に対して批判的なものだったらしいです。
※ペロン氏に対しては評価がわかれていますが、少なくともこの本自体はペロン氏=独裁者という図式の上で、その手法を聖下と重ねているのでしょう(読んでいないので詳細は知りませんが)。

 そして著者がペンネームを用いていたのですが、このほどヘンリー・サイアーHenry Sire)という人物が、自分が著者であると発言し、それに対してマルタ騎士団はサイアー氏の団員資格停止処分と調査の開始をアナウンスしています。

 

 (英語:マルタ騎士団公式サイト)Author of “The Dictator Pope” Henry Sire suspended from Order of Malta membership – Order of Malta

 (英語:記事の掲載が終了しています)‘Dictator Pope’ author Henry Sire suspended from Order of Malta | CatholicHerald.co.uk
掲載時URL:http://catholicherald.co.uk/news/2018/03/22/dictator-pope-author-henry-sire-suspended-from-order-of-malta/

 

 2016年末からの騒動で、当時のマルタ騎士団総長マシュー・フェスティング殿下は(フランシスコ聖下によって)辞任に追い込まれましたが、その後の総長選挙(2017年)でマルタ騎士団は総長(終身)を選出できず、任期一年の“フラー”・ジャコモ・ダッラ・トッレ・デル・テンピオ・ディ・サングイネット副長(総長代行 : The Lieutenant of the Grand Master, Frà Giacomo Dalla Torre del Tempio di Sanguinetto)を選出したのみです。内部分裂は明らか。
 今年の選挙は5月ですが、今回の一件は、マルタ騎士団内部にある程度の勢力をもっていると思われる、「フランシスコ聖下による『内政干渉』『国際法違反』によって主権実体であるマルタ騎士団の主権が脅かされている」という考えの一端ではないかとも思われます。
※団員資格停止処分になったままだと総長選挙には投票できないと思いますけど。

マルタ騎士団副長(総長代行)が、同騎士団を駐箚する新任のセルビア大使を接受(2018年3月)

 2018年3月20日、マルタ騎士団の“フラー”・ジャコモ・ダッラ・トッレ・デル・テンピオ・ディ・サングイネット副長(総長代行 : The Lieutenant of the Grand Master, Frà Giacomo Dalla Torre del Tempio di Sanguinetto)は騎士団宮殿にて、新任のマルタ騎士団駐箚セルビア共和国特命全権大使デヤン・シャホヴィッチ閣下(His Excellency Dejan Šahović)を接受、信任状の捧呈を受けました。

 シャホヴィッチ閣下は、ローマ教皇聖座と兼轄の模様。

 

 (英語:マルタ騎士団公式サイト)Credentials presented by Serbia – Order of Malta

Order of Maltaさんのツイート: "The Lieutenant of the Grand Master Fra’ Giacomo Dalla Torre del Tempio di Sanguinetto received in audience for the presentation of his Letters of Credence the new Ambassador of Serbia accredited to the #OrderofMalta, H.E. Dejan ŠAHOVIĆ. https://t.co/drqMseXJVu"

訃報(2018年3月11日):キリスト教/マインツ名誉司教カール・レーマン枢機卿座下が帰天(1936~2018)

 2018年3月11日、キリスト教/ローマ・カトリック教会のマインツ名誉司教カール・レーマン枢機卿座下(His Eminence Karl Cardinal Lehmann, Bishop Emeritus of Mainz)が帰天しました。
 1936年5月16日生まれの81歳。
 枢機卿の人数は215人に減少しました。

 

 (ドイツ語:(マインツ司教区公式サイト特設ページ)Kardinal Lehmann | Bistum Mainz

 (ドイツ語:(マインツ司教区公式サイト)Karl Kardinal Lehmann – Bischof, Theologe, Brückenbauer, Zeuge des Glaubens
 (ドイツ語:(マインツ司教区公式サイト)Trauer um Karl Kardinal Lehmann

 

Bistum Mainz(マインツ司教区公式チャンネル):
Trauer um Karl Kardinal Lehmann – YouTube

 

Bistum Mainz(マインツ司教区公式チャンネル):
Karl Kardinal Lehmann – Bischof, Theologe, Brückenbauer, Zeuge des Glaubens – YouTube

 

 (英語:ローマ教皇聖座公式サイト)Telegram of condolences of the Holy Father for the death of His Eminence Cardinal Karl Lehmann
 キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)が、マインツ司教ペーター・コールグラーフ座下(His Most Reverend Excellency Monsignor Peter Kohlgraf, Bishop of Mainz)に弔電。