キリスト教/在外ロシア正教会【ROCOR】首位/ニコラス府主教座下らが、セルビア総主教ポルフィリイェ聖下を訪問(2024年)

 2024年6月14日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自主的に行動している在外ロシア正教会【ROCOR】首位/米国東部・ニューヨーク府主教ニコラス座下(His Eminence Metropolitan Nicholas of Eastern America and New York, First Hierarch of The Russian Orthodox Church Outside of Russia【ROCOR】)らは、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness kyr Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)を訪問しました。

 ニコラス府主教には、
 ベルリン・ドイツ府主教マーク座下(His Eminence Metropolitan Mark of Berlin and Germany)、
 モントリオール・カナダ大主教ガブリエル座下(His Eminence Archbishop Gabriel of Montreal and Canada)、
 シカゴ・米国中部大主教ピーター座下(His Eminence Archbishop Peter of Chicago and Mid-America)、
 ロンドン・西欧主教イレネイ座下(His Grace Bishop Irenei of London and Western Europe)、
 シュトゥットガルト主教ジョブ座下(His Grace Bishop Job of Stuttgart, vicar of the German Diocese)、
 らが同行しました。

 

Телевизија Храм:
Посета делегације Руске Заграничне Цркве епархијама СПЦ – YouTube

 

 (セルビア語:セルビア正教会 総主教庁 公式ウェブサイト)Посланство Руске Заграничне Цркве у Сремским Карловцима – Српска Православна Црква

 (英語:在外ロシア正教会 公式サイト)The Russian Orthodox Church Outside of Russia – Official Website | A joint session of the Holy Synods were held of the Serbian Orthodox Church and Russian Church Abroad

 (英語:在外ロシア正教会 米国東部教区 公式サイト)Belgrade: Joint Session of Synods of Serbia & Russian Church Abroad | Eastern American Diocese of the Russian Orthodox Church Abroad

 (英語)ROCOR delegation with Kursk Root Icon visiting Serbia / OrthoChristian.Com
 (英語)Belgrade: Tens of thousands process for Ascension with wonderworking Kursk Root Icon / OrthoChristian.Com

 (英語)Serbian Orthodox Church and Russian Orthodox Church Abroad Strengthen Ties – Orthodoxy Cognate PAGE

 

Патријарх Порфирије: У… – Патријарх српски Порфирије | Facebook

 

Eastern American… – Eastern American Diocese (ROCOR) | Facebook

 

The First Hierarch of… – Eastern American Diocese (ROCOR) | Facebook

 

Patriarchal Liturgy for… – Eastern American Diocese (ROCOR) | Facebook

 

Eastern American… – Eastern American Diocese (ROCOR) | Facebook

 

※↓ 関係がわからなかったのですが、いちおうリンクしておきます。

Eastern American Diocese (ROCOR)さんがライブ配信をしました。 | By Eastern American Diocese (ROCOR)Facebook | Facebook

 

Eastern American Diocese (ROCOR)さんがライブ配信をしました。 | By Eastern American Diocese (ROCOR)Facebook | Facebook

キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下が、ペーチ総主教修道院へ向かうためにコソボに入ろうとしたところ、コソボ当局に拒否された模様(2024年5月)

 2024年5月13日、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness kyr Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、他の高位聖職者らと年次会合の開始のため、コソボのペーチ総主教修道院に向かったところ、コソボ側からコソボに入るのを拒否された模様です。

Preventing the Head of the Serbian Orthodox Church from going to the Patriarchate of Peć is like forbidding the Pope to go to the Vatican or the Head of the Church of England to go to Canterbury Cathedral.

「セルビア正教会首座がペーチ総主教庁に向かうのを阻むのは、ローマ教皇がバチカンへ向かうのやカンタベリー大主教がカンタベリー大聖堂に行くのを禁止するようなもの」と強く反発しています。

 

 (英語:セルビア正教会 公式ウェブサイト)Statement by Serbian Patriarch kyr Porfirije – Serbian Orthodox Church
 (英語:セルビア正教会 公式ウェブサイト)Serbian Patriarch Porfirije and Hierarchs denied entry to Kosovo and Metohija – Serbian Orthodox Church
 (英語:セルビア正教会 公式ウェブサイト)Communique of the Holy Assembly of Bishops of the Serbian Orthodox Church – Serbian Orthodox Church

キリスト教/セルビア正教会のレメジヤナ主教ステファン座下が、新しいモスクワ駐在代表に叙任(2024年5月)

 キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness kyr Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、モラヴィツァ主教アントニイェ座下(His Grace Bishop AnthonyAntonije】 of Moravica)の永眠に伴い空席となっていた、モスクワ駐在代表に、レメジヤナ主教ステファン座下(His Grace Bishop kyr Stefan of Remesiana, Vicar Bishop of the Serbian Patriarch)を叙任したようです。

 

 (英語:セルビア正教会 総主教庁 公式ウェブサイト)Bishop Stefan of Remesiana appointed new Dean of the Representation of the Serbian Church in Moscow – Serbian Orthodox Church

キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下が、モンテネグロ大統領ヤコフ・ミラトヴィッチ閣下を訪問(2023年10月)

 2023年10月14日、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、モンテネグロを訪問、モンテネグロ大統領ヤコフ・ミラトヴィッチ閣下(His Excellency Jakov Milatović)と会見しました。

 同教会の、モンテネグロ・沿海府主教ヨアニキイェ座下(His Eminence Metropolitan Joanikije of Montenegro and the Littoral)らが同行。

 

Predsjednik Crne Gore(モンテネグロ大統領府 公式チャンネル):
Predsjednik Milatović upriličio sastanak i ručak u čast patrijarha srpskog gospodina Porfirija – YouTube

 

 (セルビア語:セルビア正教会 公式ウェブサイト)Патријарх српски Порфирије разговарао са председником Црне Горе Јаковом Милатовићем – Српска Православна Црква
 (モンテネグロ語:モンテネグロ大統領府 公式ウェブサイト)Predsjednik Milatović upriličio sastanak i ručak u čast patrijarha srpskog gospodina Porfirija

 (英語)President of Montenegro Received Serbian Patriarch Porfirije – Orthodoxy Cognate PAGE

 

XユーザーのJakov Milatovic 🇲🇪🇪🇺さん: 「Velika je čast da danas imam priliku da ugostim patrijarha srpskog gospodina Porfirija, koji boravi u 🇲🇪 povodom obilježavanja desetogodišnjice od osvećenja hrama Hristovog Vaskrsenja u Podgorici. 1/2 https://t.co/2SFiIV9Og4」 / X

 

“モンテネグロ正教会”の新たな首座を称している“ボリス府主教”が礼拝でモスクワ総主教やセルビア総主教の名前を挙げたと、“ミハイロ府主教”側が非難(2023年10月)

 キリスト教/東方正教会系統の、主流の教会からはどこからも教会法上合法と認められていない、モンテネグロ正教会(MOC)で、新たな首座を称している“ボリス府主教”が礼拝でロシア正教会の首座/モスクワ総主教キリル聖下やセルビア総主教ポルフィリイェ聖下の名前を挙げたと、“ミハイロ府主教”(ツェティニェ大主教・モンテネグロ府主教ミハイロ座下 : His Beatitude Mihailo, Archbishop of Cetinje and Montenegrin Metropolitan)側が非難をしています。

 その礼拝では、ウクライナ人の司祭の“叙聖”もおこなわれたそうですが……。

 

 (モンテネグロ語:モンテネグロ正教会【ミハイロ府主教側】 公式ウェブサイト)Raščinjeni vikarni episkop se moli za srpskog i ruskog patrijarha | Crnogorska Pravoslavna Crkva

 

ミハイロ府主教側がアップロードしている動画(転載?)/
Crnogorska Pravoslavna Crkva(モンテネグロ正教会 公式チャンネル):
Bojan Bojović se moli za srpskog i ruskog patrijarha – YouTube

 

 ミハイロ府主教側の非難の根拠は、まあ予想通りなのですが……。

 ただ、ボリス府主教が、モスクワ総主教やセルビア総主教の名を礼拝で挙げたのは、東方正教会の独立正教会の首座は礼拝において自分たちが独立正教会と認めている教会の首座の名前を挙げるので、それに沿ったものでしょう。
 本気でコンスタンティノープルから独立正教会として認めるトモスを手に入れられると思っているのか、という疑問も浮かびますが、体裁を整えているつもりではあるようです。

 ミハイロ府主教は、もともとコンスタンティノープルに破門された司祭なので、近年、首座が変われば(ウクライナの OCU のように)コンスタンティノープルから独立正教会として認めるトモスがもらえるという発想があるようです。
 もともと、ミハイロ府主教は、コンスタンティノープルが自分にトモスを渡すと自信を見せていたのですが、最近では、自分たちの教会組織はそれほど大きくないことを理由にコンスタンティノープルがトモスを渡すはずがないという見解を掲載していたりします。

 

関連:
 “モンテネグロ正教会”で新たな首座が選出されたとの報道。これまでの首座“ミハイロ府主教”はこの動きを否定(2023年9月)