エリトリア政府によって軟禁中のキリスト教/エリトリア総主教アントニオス聖下の近況(2014年5月)

 OCP(Orthodoxy Cognate PAGE Society)が、エリトリア国政府によって軟禁中のエリトリア総主教“アブネ”・アントニオス聖下(His Holiness Abune Antonios, Patriarch of the Eritrean Orthodox Tewahedo Church)の近況を伝えています。

 エリトリア国政府は、2007年にエリトリア正教会のエリトリア総主教“アブネ”・アントニオス聖下を強制的に解任に追い込み、その後軟禁を続けています。
 解任後エリトリア正教会を率いているのは、エリトリア総主教“アブネ”・ディオスコロス聖下(His Holiness Abune Dioskoros)ですが、他のオリエント正教会(非カルケドン派正教会)の各教会は認めていません。

 今回、エリトリア正教会の信徒の一人が極秘にアントニオス聖下を訪れることに成功し、携帯端末で写真の撮影したとのことです。6ヶ月前の撮影ということです。
 従って近況とは言っても、半年前の昨年の様子となりますが、アントニオス聖下は健康であり、一日の多くを祈りに割いているということです。
 また、エリトリア国政府へ、どこかの修道院へ移してもらいたいとの請願をしたらしいのですが、拒否されたようです。

 

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 (英語:写真1枚)Latest Snap and information on the detained Patriarch Abune Antonios of Eritrea  | News | Orthodoxy Cognate PAGE