2024年5月13日、キリスト教/ローマ・カトリック教会/スペインのブルゴス大司教区にあるクララ会の修道院(ベロラドとオルドゥーニャ?)の修道女たちが、教皇座空位主義者(Sedevacantism)の“司教”であるパブロ・デ・ロハス・サンチェス=フランコ(Pablo de Rojas Sánchez-Franco)に従い、カトリック教会を離れる決定をしたと報じられています。
彼女たちの「カトリック・マニフェスト」によると、正統な最後のローマ教皇をピウス12世としており、その後のローマ教皇は現在に至るまで異端の僭称者ということになります。
従って、彼女たち自身の立場からすると、現在のカトリック教会のほうがカトリックでなくなっており、彼女たち自身が正しいカトリックの立場を取っているという理屈になります。
ブルゴス大司教マリオ・イセタ・ガビカゴヘアスコア座下(Archbishop Mario Iceta Gavicagogeascoa, Archbishop of Burgos)は、当初そのニュースを信じなかったそうですが、事実を確認したのちに、驚きと懸念を表明しています。
(英語)Spain archbishop on schismatic nuns: ‘I don’t know if they realize the profound consequences’ | Catholic News Agency
(英語)Nuns in Burgos and Vizcaya break with the Pope and the Catholic Church: "They will call us heretics and madwomen" | Sur in English
(英語)Schismatic Poor Clares: A major scandal surrounding a small monastery – english.katholisch.de
(英語)Spain Archbishop on Schismatic Nuns: ‘I Don’t Know if they Realize the Profound Consequences’| National Catholic Register
続報:
キリスト教/スペインのブルゴス大司教区にあるクララ会の修道院の修道女たちが、教皇座空位論の“司教”に従いカトリック教会を離れると宣言した件、処分の手続きが開始されている模様(2024年6月)