キリスト教/アルメニア使徒教会/キリキア・カトリコスのアラム1世聖下が、“アルツァフ”【ナゴルノカラバフ】の独立を守るための戦いを呼びかける(2020年10月)

 キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会(アルメニア正教会)キリキア・カトリコスのアラム1世聖下(His Holiness Aram I, Catholicos of the Great House of Cilicia【Catholicos of the Holy See of Cilicia】)は、アルメニア人の力を結集して、“アルツァフ”【ナゴルノカラバフ】の独立を守るために戦うよう呼びかけています。

 

Cilicia TV
Ն.Ս.Օ.Տ.Տ. ԱՐԱՄ Ա. ԿԱԹՈՂԻԿՈՍԻՆ ՀԱՄԱԶԳԱՅԻՆ ԶՕՐԱԿՈՉԸ – YouTube

 

キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア駐箚のイタリア大使館を訪問(2020年10月)英国、フランス、ギリシャ、ブルガリア、セルビア、レバノン、ブラジルの各大使らと会談

 2020年10月5日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、ロシア連邦駐箚のイタリア大使館を訪問、イタリアを含めて、八ヶ国のロシア連邦駐箚特命全権大使と会見しました。

 八人は、
 イタリア大使、パスクアーレ・Q・テラッチアーノ閣下(His Excellency Pasquale Q. Terracciano)、
 英国大使、デボラ・ブロンナート閣下(Her Excellency Deborah Bronnert CMG)、
 フランス大使、ピエール・レヴィ閣下(His Excellency Pierre Lévy)、
 ギリシャ大使、カテリナ・ナッシカ閣下(Her Excellency Katerina Nassika)、
 ブルガリア大使、アタナス・クラスティン閣下(His Excellency Atanas Krastin)、
 セルビア大使、ミロスラフ・ラザンスキ閣下(His Excellency Miroslav Lazanski)、
 レバノン大使、チャウキ・ブー・ナサール閣下(His Excellency Chawki Bou Nassar)、
 ブラジル大使、トヴァル・ダ・シルヴァ・ヌネス閣下(His Excellency Tovar da Silva Nunes)。

 中東のキリスト教との現状、レバノンの打開策がない政治状況、ナゴルノカラバフ問題、ロシア・ウクライナ間の問題、地球温暖化、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のパンデミック、ロシア正教会とブルガリア正教会の関係、ロシア正教会とセルビア正教会の関係、ウクライナのシスマの克服、トルコのアヤソフィア(Ayasofia : Hagia Sophia)がモスクへと改装使用されていること、などが話されたようです。

 また、イラリオン府主教と各国大使との個別会談の場が設定されるように同意がなされた模様。

 

 (英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 公式サイト)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk meets with Ambassadors of Italy, France, Great Britain, Greece, Brazil, Serbia, Bulgaria and Lebanon / News / Patriarchate.ru

 

続報:
 キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア駐箚の英国大使と会見(2020年10月)
 キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア駐箚のセルビア大使と会見(2020年10月)
 キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア駐箚のギリシャ大使と会見(2020年10月)
 キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア駐箚のレバノン大使と会見(2020年10月)

 

キリスト教/ジョージア総主教【グルジア総主教】イリア2世聖下が、ジョージア駐箚のアルメニア・アゼルバイジャン各大使と会見(2020年10月)

 「停戦」前のことになりますが、キリスト教/東方正教会/ジョージア正教会【グルジア正教会】の首座/全ジョージアのカトリコス=総主教イリア2世聖下(His Holiness Catholicos-Patriarch Ilia II of All Georgia)は、2020年10月7日にジョージア駐箚アルメニア共和国特命全権大使ルベン・サドヤン閣下(Ruben Sadoyan)と会見しました。

※掲載写真が、聖下に無理に立ってもらおうとしているような光景なのですが……。

 

 (ジョージア語【グルジア語】:ジョージア総主教庁 公式サイト)საქართველოს საპატრიარქო | სრულიად საქართველოს კათოლიკოს-პატრიარქი სომხეთის ელჩს შეხვდა

საქართველოს საპატრიარქო ❲ოფიციალური გვერდი❳ | Facebook

 

 (英語)Catholicos Patriarch meets with Armenian Ambassador – 1TV

პირველი არხი – ილია მეორე სომხეთის ელჩს შეხვდა | Facebook

 

 翌10月8日、今度はジョージア駐箚のアゼルバイジャン共和国特命全権大使ファイグ・グリエフ閣下(Faig Guliyev)と会見しました。

 

 (ジョージア語【グルジア語】:ジョージア総主教庁 公式サイト)საქართველოს საპატრიარქო | სრულიად საქართველოს კათოლიკოს-პატრიარქი აზერბაიჯანის ელჩს შეხვდა

საქართველოს საპატრიარქო ❲ოფიციალური გვერდი❳ | Facebook

 

 (英語)Catholicos-Patriarch of All Georgia meets with Ambassador of Azerbaijan – 1TV

პირველი არხი – ილია მეორე აზერბაიჯანის ელჩს შეხვდა | Facebook

 

 ジョージアも両国と隣接し、ロシアの(行動の)影響を強く受けるため、紛争は他人事ではありません。

 

 (英語)Patriarch of Georgia met Ambassador of Armenia, Azerbaijan – Orthodox Times

Orthodox TimesさんはTwitterを使っています 「“There is nothing more precious than the truth. We should seek it," said the Patriarch of Georgia #orthodox_times https://t.co/R8IUQbybTp」 / Twitter

 

キリスト教/アルメニア使徒教会/キリキア・カトリコスのアラム1世聖下が、再びアルメニア軍を支持するメッセージ映像(2020年10月)アゼルバイジャン軍と交戦継続中

 キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会(アルメニア正教会)キリキア・カトリコスのアラム1世聖下(His Holiness Aram I, Catholicos of the Great House of Cilicia【Catholicos of the Holy See of Cilicia】)は、再びアルメニア軍を支持するメッセージ映像を公開しました。
 アルメニア軍は、現在、“アルツァフ共和国”(ナゴルノ・カラバフ)においてアゼルバイジャン軍と交戦中です。

※キリキア聖座は現在、レバノンを拠点としています。

 

Cilicia TV:
ԴԱՐՁԵԱԼ ԼՍԵՑԷՔ Ն.Ս.Օ.Տ.Տ. ԱՐԱՄ Ա. ԿԱԹՈՂԻԿՈՍԻՆ ԵՐԿՐՈՐԴ ՊԱՏԳԱՄԸ ՈՐՊԷՍ ԶՕՐԱԿՑՈՒԹԻՒՆ ՀԱՅՈՑ ԲԱՆԱԿԻՆ – YouTube

 

関連:
 キリスト教/アルメニア使徒教会/キリキア・カトリコスのアラム1世聖下が、アゼルバイジャンとの衝突においてアルメニアの人々とアルメニア軍を支持するメッセージ映像(2020年9月)

 

キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下とアルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教サハク2世マシャリャン座下の会談(2020年10月?)

 ギリシャの正教会系メディア Orthodox Times( Romfea.gr の英語版)が、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)とキリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教サハク2世マシャリャン主教座下(His Beatitude Bishop Sahak II Mashalian, Armenian Patriarch of Constantinople)の会談がおこなわれたことを報じています。

 会談の内容ははっきりしませんが、アルメニアとアゼルバイジャンのナゴルノカラバフでの戦闘と、イスタンブールでの騒動を受けていると記事は示唆しています。
関連:
 アルメニアとアゼルバイジャンの軍事衝突を受けて、トルコ/イスタンブールのキリスト教/アルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教庁周辺およびアルメニア系住民居住地区で、アゼルバイジャン国旗を掲げた車両がクラクションを鳴らしながら通行する出来事が(2020年9月)

 

 (英語)The Ecumenical Patriarch meets with the Armenian Patriarch in Turkey – Orthodox Times

Orthodox TimesさんはTwitterを使っています 「.@EcuPatriarch Bartholomew had a meeting in #Phanar with the Patriarch of the #Armenians in #Turkey, Sahag Maşalyan #orthodox_times https://t.co/ODRpwCrTS5」 / Twitter

Orthodox Times – Ecumenical Patriarch Bartholomew had a… | Facebook

 

 なお、アルメニア使徒教会のコンスタンティノープル総主教とエルサレム総主教は個人の称号として主教または大主教を維持します(維持という表現が正確かはわかりませんが)。
 サハク2世マシャリャン座下は選出・着座時には主教であり、その後に大主教となったという報道を見ていませんが、なっているかもしれません。

関連:
 着座式(2020年1月11日):キリスト教/アルメニア使徒教会の第85代コンスタンティノープル総主教サハク・マシャリャン座下の着座式がおこなわれる。東方正教会/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下らも参列