キリスト教/セルビア正教会/ブディムリャ・ニクシッチ主教ヨアニキイェ座下の体調不良への不安が広がっている模様(2020年11月)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】で永眠したアンフィロヒイェ府主教の葬儀で三密・マスク無しで大規模な人数が参列

 キリスト教/東方正教会/セルビア正教会/モンテネグロ・沿海府主教庁の一時的な管理者となっているブディムリャ・ニクシッチ主教ヨアニキイェ座下(His Grace Bishop Joanikije of Budimlja and Nikšić)の体調不良が報じられており、座下本人は自身の修道院で自主隔離に入っているようです。

 

 (セルビア語:モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Саопштење за јавност о здравственом стању Епископа Јоаникија | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

 普段からこのサイトをご覧いただいている方はすでにご存知かと思いますが、2020年10月30日に永眠したキリスト教/セルビア正教会の重鎮、モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)の葬儀・埋葬およびその前の遺体到着時に多数の人が三密の状態で集まっており、かなりの割合の人がマスクをしていませんでした。
 礼拝時の聖職者・関係者でいえばマスクなど皆無に近い状況で、しかもCOVID-19が原因で亡くなった府主教の遺体にくちづけをしたりする人も多く、大丈夫なのかというか、これはクラスタ発生不可避なのでは、と少々唖然としていたのが正直なところです。
 新型コロナウイルス感染症をまったく気にしていないのかと首をかしげたりもしましたが、今回、ヨアニキイェ主教の少々の体調不良で大騒ぎになっているところをみると、アンフィロヒイェ府主教の永眠と大規模葬儀の興奮がしずまってきた今、あたりまえの不安が持ち上がってきているのかとも思えます。

関連:
 数千人が、永眠したキリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下の遺体到着を出迎える(2020年10月)ポドゴリツァのハリストス復活大聖堂
 葬儀:キリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下の葬儀がおこなわれる(2020年11月)

 

 なお、東方正教会の聖職者全体で、マスクへの抵抗は強く、特に聖堂内や礼拝中でのマスクへの拒否感は凄まじいものがあります。

※ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自治的な権限を持つ日本正教会【日本ハリストス正教会】では、マスクをして礼拝に臨む主教らの写真が掲載されています。