2022年11月3日、キリスト教/東方正教会/エルサレム・全パレスチナ総主教セオフィロス3世聖下(His Beatitude Theophilos III, Patriarch of Jerusalem and All Palestine)は、同地を訪問中のキリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)と会見しました。
エルサレム総主教庁側から、コンスタンティナ大主教アリスタルコス座下(Geronda Secretary-General Most Reverend Archbishop Aristarchos of Constantina)が同席。
2022年11月5日、アントニー府主教は、アリスタルコス大主教のほか、
ナザレ府主教キリアコス座下(The Most Reverend Kyriakos, Metropolitan of Nazareth)、
カピトリアス府主教イサイヒオス座下(Patriarchal Commissioner Most Reverend Metropolitan Isychios【Isykhios】 of Kapitolias【Capitolias】)、
セバスティア大主教セオドシオス座下(Archbishop Theodosios of Sebastia)
らが、セオフィロス総主教の礼拝に参加しました。
These amendments provide for the full recognition of the self-contained and independent (autocephalous) status of the Latvian Orthodox Church.
This is the status that was historically de facto established for our orthodox church by the 6(19) July 1921 Tomos issued by Patriarch of Moscow and all Russia Tikhon to Archbishop Jānis Pommers and the Cabinet of Ministers Regulation of 8 October 1926 on the Status of the Orthodox Church.
I can confirm that the Latvian Orthodox Church and Metropolitan Alexander can count on full support from the state of Latvia as an autocephalous church henceforth also recognised in law.
On Thursday, 8 September, the Saeima adopted urgent amendments to the Law on the Latvian Orthodox Church affirming the full independence of the Latvian Orthodox Church with all its dioceses, parishes, and institutions from any church authority outside Latvia (autocephalous church).
According to the explanatory note to the Draft Law, the definition of the scope of legal status in the Law does not affect or interfere with the Church’s doctrine of faith and canon law.
レヴィッツ大統領が議会に送ったラトビア正教会の“独立”のための法改正案をラトビア議会【サエイマ】は承認しました。
上記の文章からわかる通り、彼らはこの法が、教義や信仰・教会法に影響や介入するものではないとしています。
が、その教会が独立正教会 = autocephalous church かどうかというのは、まさに教会法に属する事柄です。
ロシア正教会モスクワ総主教庁は、ラトビアのこの対応を中世以下と酷評しています。
上記の報道によれば、ロシア正教会のクルチツィ・コロムナ府主教パーヴェル座下(His Eminence Metropolitan Pavel of Krutitsa and Kolomna)が、ラトビア正教会は、ロシア正教会の首座/モスクワ総主教キリル聖下を自分たちの教会の首座として名を挙げて礼拝をおこなっており、教会分裂の状態にはないとの文書をラトビアの信徒らに対して出した、ということです。
これはつまり、ラトビア政府議会がいう独立正教会という単語は、教会法上の独立正教会とはなんの関係もないので気にせずに活動がおこなわれている、といっていいのかもしれません。
もちろん、議会自体が「教会法には影響しない」といっているので、同じ単語を使っていても教会法には関係ないということになるともいえます。
しかしこれでは、ラトビア政府議会のおこなったことは、何の意味もなかったということになります。
大統領がキリル総主教にあらためて独立正教会の承認を求めているという話もありますが、たしかにこれでは他に手はないといえるかもしれません。
2022年10月17日、キリスト教/東方典礼カトリック教会/シリア東方典礼カトリック教会(シリア・カトリック教会)の首座/アンティオキア・東方全土総大司教“モラン”・“モル”・イグナティウス・ヨセフ3世ヨナン座下(His Beatitude Patriarch Moran MorIgnatius Youssef III Younan, the Patriarch of Antioch and All the East for Syriac Catholic Church)は、トルコ共和国大統領レジェップ・タイップ・エルドアン閣下(His Excellency Mr Recep Tayyip Erdoğan)を訪問しました。
シリア東方典礼カトリック教会側から、
アレッポ大司教“モル”・ディオニシウス・アントワーヌ・シャーダ座下(MorDionysius Antoine Shahda, Archbishop of Aleppo)、
アメリカ合衆国教区司教“モル”・バルナバス・ユセフ・ハバシュ座下(MorBarnabas Youssef Habash, Bishop of Our Lady of Deliverance in the United States)、
バグダッド大司教“モル”・エフレム・ユセフ・アバ座下(MorEphrem Youssef Aba, Archbishop of Baghdad and Patriarchal Administrator of the Diocese of Mosul and its Dependencies, and the Secretary of the Synod)、
トルコにおける総大司教代理オルハン・アブデュルアハド・チャンリ神父(Father Orhan Abdulahad Çanli, Patriarchal Exarch of Turkey)、
らが同行。
President @RTErdogan received Patriarch of the Syriac Catholic Church Ignatius Ephrem Joseph III Younan and his accompanying delegation at the Presidential Complex. pic.twitter.com/YawyZ9qOw0
— Presidency of the Republic of Türkiye (@trpresidency) October 17, 2022
2022年8月5日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)と会見しました。
2021年9月23日、帰天したグリゴル・ベドロス20世ガブロヤン座下の後任となるキリスト教/ローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会/アルメニア東方典礼カトリック教会首座/キリキア総大司教カトリコスの選出がおこなわれ、ラファエル・ベドロス21世ミナシャン座下(ベイルート司教 : His Beatitude Patriarch Raphaël Bedros XXI Minassian, I.C.P.B., Patriarch Catholicos of Cilicia, Bishop of Beirut)が新たな首座となりました。