キリスト教/コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下が、ヴェネツィア総大司教フランチェスコ・モラッリャ座下と会見(2023年10月)

 2023年10月14日、イタリア共和国北部を訪問中のキリスト教/オリエント正教会/コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)は、ヴェネツィアにて、キリスト教/ローマ・カトリック教会/イタリアのヴェネツィア総大司教フランチェスコ・モラッリャ座下(His Beatitude Patriarch Francesco Moraglia, Patriarch of Venice)と会見しました。

 

 (英語:コプト正教会 公式サイト)H.H. Pope Tawadros II Receives H.B. Patriarch Francesco Moraglia, Patriarch of Venice for the Catholic Church – Coptic Orthodox Church

 

02:00あたりからなど/
Coptic Orthodox Church(コプト正教会 公式チャンネル):
The Fifth day of H H Pope Tawadros II’s Pastoral visit to Milan and Venice 14-10-2023 – YouTube

 

قداس… – Coptic Orthodox Church – الكنيسة القبطية الأرثوذكسية | Facebook

キリスト教/ラトビア正教会の代表団が、モスクワ総主教庁より聖油を受け取る(2023年10月)

 2023年10月5日~10月7日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自治的な権限を行使するラトビア正教会(ただし国内の政治の要求により独立正教会であることを宣言)の代表団が、ロシア連邦のモスクワを訪問したようです。

 一行は、ロシア正教会の高位の聖職者のうち、
 クルチツィ・コロムナ府主教パーヴェル座下(His Eminence Metropolitan Pavel of Krutitsa and Kolomna)、
 ヴォスクレセンスク府主教ディオニシー座下(His Eminence Metropolitan DionysiusDionisiy】 of Voskresensk)、
 モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)、
 らと会談したようです。

 

 (ロシア語:ラトビア正教会 公式ウェブサイト)Встреча в Отделе внешних церковных связей. | Официальный сайт Латвийской Православной Церкви

 

 また、モスクワ総主教庁より聖油を受け取っていることが、最後のパラグラフにさりげなく書かれています。

 この辺りの理屈がまったくわからないと、訪問して何か受け取って帰った、というだけのことになりますが。

 

 (英語)Latvian Church receives Chrism from Moscow just months after consecrating bishop without Moscow’s blessing / OrthoChristian.Com

 

 上記の記事にあるように、この聖油を受け取るという行為は、自らが渡す相手の教会の一部であることを示す、というのがロシア正教会の見解です。
 一方、これもまた上記の記事にあるように、コンスタンティノープルは他の独立正教会にも渡しています(コンスタンティノープルにとって他の独立正教会というのがどういうものなのかもうわからなくなっていますが、それはともかく)。

 ラトビア正教会は、ロシア正教会から許可を得ずに主教の叙聖をおこないました。

関連:
 キリスト教/ロシア正教会から、分離して独立正教会であることを宣言したラトビア正教会が独自に主教を叙聖(2023年8月)ロシア正教会の聖シノドは反発

 この件に関する審議がおこなわれますが……。

 仮に主教叙聖が後付けで承認されるとなると、聖油を受け取っていることを含め、ロシア正教会側から見てラトビア正教会は変わらずロシア正教会の一部であり、問題はあったが後から(ある程度は)修復されているし、残りも後からどうにでもなるということになるのではないでしょうか。

 ラトビア正教会側がどう考えているかはわかりませんが、ラトビアの政治家の目を欺いて教会独立偽装をおこなっておりロシア正教会から独立するつもりはさらさらないか、あるいは情勢がどうなってもいいようにできるだけ綱渡りをしているのか。

着座式(2023年10月22日):キリスト教/日本正教会首座/全日本府主教セラフィム座下の着座式

 2023年10月22日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自治正教会として活動する日本正教会【日本ハリストス正教会】の新たな首座に選出された(9月28日)日本正教会首座/東京大主教・全日本府主教セラフィム座下(His Eminence Seraphim, Archbishop of Tokyo, Metropolitan of All Japan : 辻永昇つじえ のぼるNoboru Tsujie)の着座式がおこなわれました。
 ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)らが臨席。

 

 2023年10月22日(日)セラフィム府主教着座式 | 日本正教会|ハリストス正教会 The Orthodox Church in Japan

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁 公式ウェブサイト)Enthronement of Primate of the Japanese Autonomous Orthodox Church takes place / News / Patriarchate.ru
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁 渉外局 公式ウェブサイト)Enthronement of Primate of the Japanese Autonomous Orthodox Church takes place.

 (英語)New primate of Japanese Church enthroned / OrthoChristian.Com
 (英語)Metropolitan Seraphim Enthroned as the Primate of the Japanese Autonomous Orthodox Church

 

関連:
 訃報(2023年8月10日):キリスト教/日本正教会首座/全日本府主教ダニイル座下が永眠(1938~2023)
 キリスト教/日本正教会の新たな首座に、仙台大主教セラフィム座下が選出(2023年9月)

キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下が、モンテネグロ大統領ヤコフ・ミラトヴィッチ閣下を訪問(2023年10月)

 2023年10月14日、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、モンテネグロを訪問、モンテネグロ大統領ヤコフ・ミラトヴィッチ閣下(His Excellency Jakov Milatović)と会見しました。

 同教会の、モンテネグロ・沿海府主教ヨアニキイェ座下(His Eminence Metropolitan Joanikije of Montenegro and the Littoral)らが同行。

 

Predsjednik Crne Gore(モンテネグロ大統領府 公式チャンネル):
Predsjednik Milatović upriličio sastanak i ručak u čast patrijarha srpskog gospodina Porfirija – YouTube

 

 (セルビア語:セルビア正教会 公式ウェブサイト)Патријарх српски Порфирије разговарао са председником Црне Горе Јаковом Милатовићем – Српска Православна Црква
 (モンテネグロ語:モンテネグロ大統領府 公式ウェブサイト)Predsjednik Milatović upriličio sastanak i ručak u čast patrijarha srpskog gospodina Porfirija

 (英語)President of Montenegro Received Serbian Patriarch Porfirije – Orthodoxy Cognate PAGE

 

XユーザーのJakov Milatovic 🇲🇪🇪🇺さん: 「Velika je čast da danas imam priliku da ugostim patrijarha srpskog gospodina Porfirija, koji boravi u 🇲🇪 povodom obilježavanja desetogodišnjice od osvećenja hrama Hristovog Vaskrsenja u Podgorici. 1/2 https://t.co/2SFiIV9Og4」 / X

 

キリスト教/シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、アルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教サハク2世マシャリャン座下を訪問(2023年10月)

 2023年10月16日、キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)は、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教サハク2世マシャリャン大主教座下(His Beatitude Archbishop Sahak II Mashalian, Armenian Patriarch of Constantinople)を訪問しました。

 

 シリア正教会側から、
 イスタンブール・アンカラ・イズミルにおける総主教代理“モル”・フィロクセヌス・ユスフ・チェティン大主教座下(His Eminence Mor Philoxenus Yusuf Cetin, Patriarchal Vicar of Istanbul, Ankara and Izmir)
 “モル”・セオフィルス・ゲオルゲス・サリバ大主教座下(His Eminence Mor Theophilos George Saliba, Patriarchal Advisor)
 トゥルアブディン大主教“モル”・ティモセオス・サムエル・アクタス座下(His Eminence Mor Timotheos Samuel Aktas, Archbishop of Turabdin)
 スウェーデンにおける総主教代理“モル”・ディオスコロス・ベンジャミン・アタス大主教座下(His Eminence Mor Dioscorus Benjamin Atas, Patriarchal Vicar in Sweden)、
 ベイルート大主教“モル”・クレーミス・ダニエル・クーリエフ座下(His Eminence Mor Clemis Daniel Kourieh, Archbishop of Beirut)、
 ホムス・ハマ・タルトゥース及び近郊大主教“モル”・ティモセオス・マッタ・アル・クーリー座下(His Eminence Mor Timotheos Matta Al-Khoury, Archbishop of Homs, Hama, Tartous and Environs)
 アル=ジャジーラ・ユーフラテス大主教“モル”・マウリス・アムシフ座下(Mor Maurice Amsih, Archbishop of Al-Jazeerah and Euphrates)、
 “モル・ヨセフ・バリ大主教座下(His Eminence Mor Joseph Bali, Patriarchal Assistant)
 らが同行。

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁 公式ウェブサイト)Visit to His Beatitude Armenian Orthodox Patriarch of Istanbul Sahag II | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch
 (英語)Syrian Orthodox Patriarch Ignatius Aphrem II Visits Armenian Patriarchate of Constantinople – Orthodoxy Cognate PAGE