キリスト教/ローマ教皇レオ14世聖下が、トリエント・ミサをおこなっているブラジルのサン・ジョアン・マリア・ヴィアネイ属人使徒座管理フェルナンド・アレアス・リファン司教座下と会見(2025年11月)同司教は75歳のため、後継を求めている模様

 2025年11月15日、キリスト教/ローマ教皇レオ14世聖下(His Holiness Pope Leo XVI)は、トリエント・ミサをおこなっているブラジルのサン・ジョアン・マリア・ヴィアネイ属人使徒座管理フェルナンド・アレアス・リファン司教座下(ケダムサ名義司教 : Bishop Fernando Arêas Rifan, Apostolic Administrator of Personal Apostolic Administration of São João Maria Vianney, Titular Bishop of Cedamusa)と会見しました。

 同属人使徒座管理区は、2002年に承認された特別な裁治区で、かつては聖ピオ十世会とともに活動していました。
(オプス・デイの属人区や、アングリカンから離脱した属人裁治区とは別の分類)

 会談では、同司教より、同属人使徒座管理区について教皇に対し説明がおこなわれたほか、同司教は(引退の年とされる)75歳で辞意を提出しているため、後継をあらためて求めたようです(人選が済んでいるかは不明)。

 

 (会見予定一覧:英語:ローマ教皇聖座 公式ウェブサイト)Audiences, 15.11.2025

– Bishop Fernando Arêas Rifan, titular of Cedamusa, apostolic administrator of the personal apostolic administration of São João Maria Vianney, Brazil;

 (英語)Pope has audience with bishop whose pastoral ministry exclusively dedicated to Latin Mass

 (ポルトガル語:サン・ジョアン・マリア・ヴィアネイ属人使徒座管理区 公式ウェブサイト)Audiência de Dom Fernando com o Papa Leão XIV – Administração Apostólica

Au… – Administração Apostólica Pessoal S. João Maria Vianney | Facebook

 

会見後の同司教による映像:
Facebook
https://www.facebook.com/reel/2140087430132790

着座式(2025年11月15日):キリスト教/ルーマニア東方典礼カトリック教会首座/ファガラシュおよびアルバ・ユリア首位大司教クラウディウ=ルシアン・ポップ座下の着座式がおこなわれる

 2025年11月15日、キリスト教/ローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会/ルーマニア東方典礼カトリック教会の新たな首座/ファガラシュおよびアルバ・ユリア首位大司教クラウディウ=ルシアン・ポップ座下(His Beatitude Archbishop Claudiu-Lucian Pop, Major Archbishop of Făgăraș şi Alba Iulia)の着座式がおこなわれました。

 

3時間/
Radio BLAJ TV ONLINE:
Sâmbătă, 15.11.2025, 11:00, Sf. Liturghie arhierească și Înscăunarea Preafericitului Părinte Claudiu – YouTube

キリスト教/ロシア正教会、西欧における総主教代理区の暫定管理者にリャザン・ミハイロフ府主教マルク座下を指名(2025年11月)総主教代理であったネストル府主教に対する教会の司法手続き開始に伴うもの

 2025年11月8日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会は、同教会の、西欧における総主教代理/コールスニ・西欧府主教ネストル座下(His Eminence Metropolitan Nestor of Chersonese and Western Europe, Patriarchal Exarch of Western Europe)をすべての役職から解任しました。
 これは、同府主教に対する教会の司法手続きの開始に伴うものだということです。

 関連して、総主教代理区を含む関連教区の暫定管理者に、リャザン・ミハイロフ府主教マルク座下(His Eminence Metropolitan Mark of Ryazan and Mikhailov)が指名されています。

 

 (英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 公式ウェブサイト)An interim administrator appointed for the Patriarchal Exarchate of Western Europe – patriarchia.ru

※以下、同内容

 (ロシア語:ロシア正教会 西欧における総主教代理区 公式ウェブサイト)Назначен временно управляющий Патриаршим экзархатом Западной Европы
 (フランス語:ロシア正教会 西欧における総主教代理区 公式ウェブサイト)Le métropolite Marc de Riazan est nommé dirigeant temporaire des structures canoniques de l'Exarchat

 (英語:ロシア正教会 スールジ教区 公式ウェブサイト)An interim administrator appointed for the Patriarchal Exarchate of Western Europe – News and Announcements – Diocese of Sourozh

キリスト教/ルーマニア東方典礼カトリック教会の新たな首座・ファガラシュおよびアルバ・ユリア首位大司教にクルジュ=ゲルラ司教クラウディウ=ルシアン・ポップ座下が選出・承認される(2025年11月)

 2025年11月6日、ルシアン・ムレシャン座下の帰天に伴い空位となっていたキリスト教/ローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会/ルーマニア東方典礼カトリック教会の新たな首座・ファガラシュおよびアルバ・ユリア首位大司教に、クルジュ=ゲルラ司教クラウディウ=ルシアン・ポップ座下(Bishop Claudiu-Lucian Pop, Bishop of Cluj-Gherla)が選出、ローマ教皇レオ14世聖下の承認を受けました。

 

 ローマ教皇聖座では「major archbishop of Făgăraș şi Alba Iulia」(ファガラシュおよびアルバ・ユリア首位大司教)と表記しています( and ではなく şi のまま)。
 一方、ルーマニア東方典礼カトリック教会では「Arhiepiscop și Mitropolit de Alba Iulia și Făgăraș și Arhiepiscop Major al Bisericii Române Unite cu Roma, Greco-Catolice」(ファガラシュおよびアルバ・ユリア管区大司教、ルーマニア東方典礼カトリック教会首位大司教)となっています。
 東方典礼カトリック教会では、ままあることですが、教皇聖座と東方典礼カトリック教会側で称号の表記に揺れがあるようにも見受けられます(教皇聖座の公式ウェブサイトの表記が正式かどうかも時々気にはなりますが)。

 

 (英語:ローマ教皇聖座 公式ウェブサイト)Resignations and Appointments, 06.11.2025

Confirmation of the election of major archbishop of Făgăraș şi Alba Iulia, Romania

The Holy Father has granted his confirmation of the canonical election of His Beatitude Claudiu-Lucian Pop, until now eparchial bishop of Cluj-Gherla of the Romanians, elected by the Synod of Bishops of the Romanian Greek-Catholic Church, gathered in Rome at the Romanian Pontifical College, as major archbishop of Făgăraș şi Alba Iulia, Romania.

 (ルーマニア語:ルーマニア東方典礼カトリック教会 公式ウェブサイト)Preafericirea Sa Claudiu-Lucian Pop este noul Arhiepiscop Major al Bisericii Române Unite cu Roma, Greco-Catolică – Biserica Română Unită cu Roma, Greco-Catolică
 (英語)His Beatitude Claudiu-Lucian Pop elected Major Archbishop of Romanian Greek Catholic Church – AGERPRES

記事(英語):サコ総大司教「バチカンは東方教会を尊重していない」:キリスト教/カルデア東方典礼カトリック教会首座/バグダッド総大司教ルイ・ラファエル1世サコ枢機卿座下がコメント(2025年11月)

 キリスト教/ローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会/カルデア東方典礼カトリック教会の首座/バグダッド総大司教ルイ・ラファエル1世サコ枢機卿座下(His Eminent Beatitude Louis Raphaël I Cardinal Sako, Patriarch of Baghdad, Archbishop of Baghdad, Chaldean Patriarch)は、「バチカンは東方教会を尊重していない」と述べたようです。

※ここでいう東方教会は東方典礼カトリック教会のこと。

 

 (英語)Patriarch Sako: Vatican does not respect Eastern Churches – The Tablet

 

 ローマ教皇庁の東方教会省の対応、長官のグジェロッティ枢機卿の見解を含めて、不満があるようです。
 また、ローマ訪問時にレオ14世聖下との私的会談の機会を求めていたもののかなわなかったという件も述べられています。

 

 カルデア東方典礼カトリック教会の首座に対してバチカンの扱いが低いのであれば、また、アッシリア東方教会の首座は他の教会のトップだからローマ訪問時の扱いが重いのであれば、両者が統合して一つの教会となってローマ教皇とのコミュニオンに入るのは、大したメリットがあるようには感じられません。ただ、東方教会省の手下の部局のような扱われ方をするだけ。
 カトリック初のエキュメニズムは結局のところ、この図式で失敗するのではないかと思います。