キリスト教/数年前のチェコ・スロバキア正教会の“騒動”時にプラハ大主教からひきずりおろされた同教会のベロウン大主教ヤヒム座下が、ウクライナ府主教オヌフリー座下を支持する(超短い)メッセージ(2018年9月)

2018年~ ウクライナへの独立正教会設置を巡るコンスタンティノープルの全地総主教庁とロシア正教会モスクワ総主教庁の対立関連の記事一覧

 

 キリスト教/コンスタンティノープルの全地総主教庁が、ウクライナの独立正教会設置に向けてキエフにおける総主教代理を二名任命し、ロシア正教会系のウクライナ正教会は激しく反発した件について、チェコ・スロバキア正教会のプラハ大主教に着座しながらも、主に全地総主教庁やチェコ共和国の役所などによってその地位を覆され、現在はベロウン大主教となっているヤヒム座下(His Grace Archbishop Jachým of Beroun)が、ウクライナ正教会の首座/キエフ・全ウクライナ府主教オヌフリー座下(His Beatitude Metropolitan Onufriy of Kiev and All Ukraine)を支持する超短いメッセージを Facebook に投稿しています。

 

Укрепи, Боже, во всех испытаниях… – Arcibiskup Jáchym | Facebook

 

 なお、ベロウン大主教というのは教区を持たない名義だけのもので、(彼の後任というか正統に選出された)プラハ大主教の手伝いをやるという扱いです(実際にやっているのかはわかりません)。

 数年前のチェコ・スロバキア正教会の騒動については、結局こちらではよくわからないことも多いので、詳細な説明はできませんが……。
 簡単にいいますと、まずチェコ・スロバキア正教会首座のクリシュトフ座下に女性関係のスキャンダルが複数発生し辞任(本人は疑惑は否定し、教会の団結を守るための辞任と主張。今も存命)。
 ブルノ・オロモウツ主教シメオン大主教座下(Archbishop Simeon of Brno and Olomouc : 少なくともこの時点では大主教は個人称号)が首座代行になります。
 ロシア正教会のバックアップを受けた一派が、シメオン首座代行を解任し、ヤヒム座下のプラハ大主教への選出と、教会全体の首座にチェコ・スロバキア府主教ラスティスラフ座下(プレショフ大主教 : His Beatitude Metropolitan Rastislav, Archbishop of Prešov, Primate of the Orthodox Church of the Czech Lands and Slovakia)を選出します。
 一方、シメオン座下は自身の解任を無効と宣言、コンスタンティノープルの全地総主教庁がこれをバックアップし、コンスタンティノープルの全地総主教庁とロシア正教会によるお決まりの対決パターンに入ります。
 また、シメオン座下は、相手陣営の聖職者による教会財産の横領疑惑を主張し泥沼化。
 このあたりで、ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))が、ラスティスラフ座下の選出は有効とし、「そもそもほかに人がいない」、という論陣をはっていました。
 他の独立正教会では、アンティオキア総主教庁がラスティスラフ座下を支持(状況がよくわからないままロシア正教会からの要請に従ったものとみられています)、ポーランド正教会も支持、ルーマニア正教会が事実上支持、他の教会はお茶を濁しますが、ヤヒム座下やラスティスラフ座下を避けるような動きはありました。
 そして結局、ラスティスラフ座下は全地総主教庁に地位を認められ(なんでかはわかりません)、ローマ教皇フランシスコ聖下と会見したりと今となれば順風満帆
 全地総主教庁に首座代行と認められ、ヤヒム座下やラスティスラフ座下と対立していたシメオン大主教座下は、ラスティスラフ座下が承認されたことに対して失意の日々ではあるでしょうが、今もまだ教区の長ではある、と思います(最新の情報をどこで確認すればいいのかわからないのがチェコ・スロバキア正教会の恐ろしいところ)。

 要するにヤヒム座下だけひきずりおろされた、そういうことなのですが、今もまだ親ロシア派のようです。
 年齢的なことからすれば、待っていればやがては地位がまた来るかもしれませんが……。

 

キリスト教/セルビア総主教イリネイ聖下が、総主教庁でセルビア大統領ブチッチ閣下と会見(2018年8月)

 2018年8月4日、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、セルビア総主教庁にて、セルビア共和国大統領アレクサンダル・ブチッチ閣下(ヴチッチ大統領 : His Excellency Mr Aleksandar Vučić)と会見しました。

 会見では、現在の極めて重要な問題である、セルビア共和国外及び実行統治が及んでいない地域(コソボ・メトヒヤ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、クロアチア)に居住しているセルビア人に関する会談が行われたようです。

※近年セルビアでは、国家、セルビア正教会、また現在セルビア王室を称する旧ユーゴスラビア王室などを含めあらゆる方面から近隣地域のセルビア人の保護と影響力拡大が図られているように思えます。
 これはロシア人が旧ソ連圏各国などに移住していることによるロシア連邦の政策及びロシア正教会の活動を縮小したような状況でしょうか。

 会談には、セルビア総主教庁から、セルビア総主教補佐/レメジヤナ主教ステファン座下(His Grace Bishop Stefan of Remesiana, Vicar Bishop of the Serbian Patriarch)が同席した模様。
※ステファン主教座下は、割と最近に総主教補佐に起用されたので、これから名前を見る機会が増えるかと思います。

 

 (英語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)President Vucic talked with the Serbian Patriarch | Serbian Orthodox Church [Official web site]

 

 (セルビア語キリル文字:セルビア大統領府公式サイト)Председник Вучић и Његова светост патријарх српски г. Иринеј | Председник Републике Србије

 

 (ルーマニア語:ルーマニア正教会通信)Patriarhul Irineu s-a întâlnit cu Preşedintele Serbiei – Basilica.ro
 (英語:ルーマニア正教会通信)Patriarch Irinej receives the visit of Serbian President – Basilica.ro
※先に掲載されたルーマニア語版では、会談の話題は「セルビア人」でしたが、後の英語版では「現在の極めて重要な問題」となっています(ブログ記事作成時点)。英語版は単なるルーマニア語版からの翻訳かと思っていたのですが、違うのでしょうか……。

Basilica.roさんのツイート: "În cadrul întrevederii au fost discutate aspecte contemporane care vizează poporul sârb. https://t.co/EFfpZQUgYV"

 

キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下が、ロシア外務省での復活祭【復活大祭】式典に臨席(2018年4月)

 2018年4月17日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)は、ロシア連邦外務省でおこなわれた復活祭【復活大祭】式典に臨席、ロシア連邦外務大臣セルゲイ・ヴィクトロヴィチ・ラヴロフ閣下(ラブロフ外相:His Excellency Mr Sergey Viktorovich Lavrov)とともにスピーチをしました。

 ロシア正教会より、
 モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))、
 総主教補佐筆頭イストラ府主教アルセニー座下(His Eminence Metropolitan Arseniy of Istra, first vicar of the Patriarch of Moscow and All Russia)、
 モスクワ総主教庁事務局長ソルネチノゴルスク大主教セルギイ座下(His Eminence Archbishop Sergiy of Solnechnogorsk, head of the Moscow Patriarchate administrative secretariat)、
 らが同行。

 他の東方正教会の独立正教会からは、
 アレクサンドリア総主教庁よりキュレネ府主教アサナシオス座下(His Eminence Athanasios, Metropolitan of Kyrini【Cyrene】)、
 アンティオキア総主教庁の駐モスクワ・メトヒオン【ポドヴォリエ】ニフォン府主教座下(His Eminence, the Most Reverend Niphon, Metropolitan of Philippople?【Chehba?】)、
 セルビア正教会よりモラヴィツァ主教アントニイェ座下(His Grace vicar Bishop AnthonyAntonije】 of Moravica)
 らが参列。

 

7:54あたりからキリル聖下のスピーチ/
Ministry of Foreign Affairs of Russia(ロシア外務省公式チャンネル):
С.Лавров на приеме по случаю православной Пасхи – YouTube

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Patriarch Kirill attends Easter reception at Russia’s ministry of foreign affairs | The Russian Orthodox Church

 (英語:ロシア連邦外務省公式サイト)Foreign Minister Sergey Lavrov’s remarks at a gala reception on the occasion of the Orthodox Easter, Moscow, April 17, 2018 – News – The Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation

 

17 апреля в Особняке Russian Foreign… – Russian Foreign Ministry – МИД России

キリスト教/前ベラルーシ正教会首座フィラレート座下が、復活祭【復活大祭】にあわせ、ベラルーシ大統領アレクサンドル・ルカシェンコ閣下と会見(2018年4月)

 キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁下で自治的な権限を持つベラルーシ正教会【全ベラルーシ総主教代理区】の前の首座/全ベラルーシ名誉総主教代理/前ミンスク・スルーツク府主教フィラレート座下(His Eminence Metropolitan FilaretPhilaret】, The Patriarchal Exarch Emeritus of All Belarus)が、復活祭【復活大祭】にあわせ、ベラルーシ共和国大統領アレクサンドル・グリゴーリエヴィチ・ルカシェンコ閣下(His Excellency Mr Alexander Grigoryevich Lukashenko)と会見、大統領には子息のニコライ・アレクサンドロヴィチ・ルカシェンコ氏(Nikolai Alexandrovich Lukashenko)が同行したようです。

 

православный портал sobor.by:
Встреча Президента Беларуси с митрополитом Филаретом на Пасху Господню – YouTube

 

 (英語:ベラルーシ大統領府公式サイト)Meeting with Metropolitan Filaret, Patriarchal Exarch Emeritus of All Belarus | Events | The Official Internet Portal of the President of the Republic of Belarus

 (ロシア語:ベラルーシ正教会公式サイト)Александр Лукашенко встретился с митрополитом Филаретом | Церковь и государство | Белорусская Православная Церковь | Новости | Официальный портал Белорусской Православной Церкви
 (ロシア語:ベラルーシ正教会情報サイト)Знаменательная встреча на Пасху Господню состоялась в Минском епархиальном управлении

 

Белорусская Православная… – Белорусская Православная Церковь | Facebook

キリスト教/シリア正教会/アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、東方正教会/アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下を訪問(2018年4月)

 キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)は、キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East)を訪問したようです。
 復活祭の挨拶と教会に関する話し合いがおこなわれた模様。

 イグナティウス・アフレム2世聖下には、シリア正教会より、
 総主教管轄ダマスカス大主教区総主教代理“モル”・ティモセオス・マッタ・アル・クーリー座下(His Eminence Mor Timotheos Matta Al-Khoury, Patriarchal Vicar of the Patriarchal Archdiocese of Damascus)、
 ムーサ・エル・クーリー主教座下(His Grace Bishop Moussa El-Khoury
 ルカ・エル・クーリー主教座下(His Grace Bishop Luka El-Khoury
 らが同行したようです。

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Visit to His Beatitude Patriarch John X | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch

 

ܩܕܝܫܘܬܗ ܕܡܪܢ ܡܪܝ ܐܝܓܢܛܝܘܣ ܐܦܪܝܡ ܬܪܝܢܐ… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook

 

زيارة صاحب القداسة مار إغناطيوس أفرام… – Antioch Patriarchate | Facebook