キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、ヨルダン王アブドッラー2世陛下夫妻と会見(2022年11月)

 2022年11月10日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)および王妃ラーニア陛下(Queen Rania Al Abdullah : Her Majesty The Queen of the Hashemite Kingdom of Jordan)と会見しました。

 ローマ教皇庁国務省長官【首相 相当】ピエトロ・パロリン枢機卿座下(His Eminence Pietro Cardinal Parolin)、
 ローマ教皇庁国務省外務局局長【外務大臣 相当】ポール・リチャード・ギャラガー大司教座下(ホデルム名義大司教 : His Most Reverend Excellency Monsignor Archbishop Paul Richard Gallagher : Titular Archbishop of Hodelm)
 らも同国王と会談したようです。

 

 (英語)King of Jordan to Pope Francis: “I pray for you all the time” | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
King of Jordan to Pope Francis: “I pray for you all the time” – YouTube

 

 (英語:ローマ教皇聖座 公式サイト)Holy See Press Communiqué: Audience with King Abdullah II Ibn Al Hussein of Jordan, 10.11.2022

 (英語:アブドッラー2世王 公式サイト)King meets Pope Francis in Vatican | King Abdullah II Official Website
 (英語:ヨルダン王室 公式サイト)King meets Pope Francis in Vatican | Royal Hashemite Court

 

RHCさんはTwitterを使っています: 「His Majesty King Abdullah II, accompanied by Her Majesty Queen Rania, meets with His Holiness Pope Francis, with discussions covering the need to sustain interfaith dialogue, promote coexistence, and protect the Christian presence in the region #Jordan #Vatican © Vatican Media https://t.co/jDGVnavXag」 / Twitter

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下がイラクへ到着(2021年3月)

 2021年3月5日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、イラク司牧訪問を開始しました。
 空港では、イラク共和国首相ムスタファ・アル・カーズィミー閣下(Mustafa Al-Kadhimi)を受けました。

 イラク共和国大統領バルハム・サーレハ閣下(バルハム・サリフ大統領Barham Salih)との会見ほか、要人らおよび現地のカトリック関係者らと会見しました。

 東方典礼カトリック教会より、
 カルデア東方典礼カトリック教会首座/バビロニア総大司教【バビロン総大司教】ルイ・ラファエル1世サコ枢機卿座下(His Eminent Beatitude Louis Raphaël I Cardinal Sako, Patriarch of Babylon【Babilonia】, Archbishop of Baghdad, Chaldean Patriarch)、
 シリア東方典礼カトリック教会首座/アンティオキア・東方全土総大司教“モラン”・“モル”・イグナティウス・ヨセフ3世ヨナン座下(His Beatitude Patriarch Moran Mor Ignatius Youssef III Younan, the Patriarch of Antioch and All the East for Syriac Catholic Church)
 が同行しています。

 

 イラク訪問:教皇、バグダッド到着、空港で歓迎式 – バチカン・ニュース
 イラク訪問:教皇「兄弟愛に基づく一致・連帯・調和ある社会を」 – バチカン・ニュース
 教皇、イラクのカトリック教会関係者に励まし – バチカン・ニュース

 (英語)Pope Francis arrives in Iraq – Vatican News
 (英語)Pope urges Iraqi authorities to rebuild society on fraternal solidarity – Vatican News
 (英語)Iraqi youth in joyful expectation of Pope Francis – Vatican News
 (英語)Pope to Iraqi clergy, religious: Violence and hate are incompatible with religion – Vatican News
 (英語)Pope Francis' expressions of closeness with the Iraqi people – Vatican News
 (英語)Highlights of Pope Francis’ 1st day in Iraq – Vatican News
 (英語)Muslim Council of Elders on Pope Francis’ visit to Iraq – Vatican News

 

Vatican News – English:
Highlights of Pope Francis' first day in Iraq – YouTube

 

Vatican News:
Pope Francis arrives in Iraq – YouTube

 

Vatican News:
Baghdad, Welcome, 5 March 2021 Pope Francis – YouTube

 

Vatican News:
Baghdad, Official Welcome Ceremony, 5 March 2021 Pope Francis – YouTube

 

Vatican News:
Baghdad, Meeting with Authorities, 5 March 2021 Pope Francis – YouTube

 

Vatican News:
Baghdad, Meeting with the Bishops, 5 March 2021 Pope Francis – YouTube

 

Vatican News:
Pope Francis meets with bishops, clergy and religious in Baghdad, – YouTube

 

 (英語)Pope Francis during flight to Iraq: “This is an emblematic trip, a duty to this land” | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Pope Francis during flight to Iraq: “This is an emblematic trip, a duty to this land” – YouTube

 

 (英語)Iraq welcomes Pope Francis with a song of fraternity: Ode to Joy | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Iraq welcomes Pope Francis with a song of fraternity: Ode to Joy – YouTube

 

 到着までに飛行機が上空を通過した各国元首へ電報がおくられています。

 (英語:ローマ教皇聖座 公式サイト)Apostolic Journey of His Holiness Francis in Iraq (5 to 8 March 2021) – Departure from Rome, Telegram to the President of the Italian Republic and Telegrams to Heads of State, 05.03.2021

HIS EXCELLENCY HON. SERGIO MATTARELLA
PRESIDENT OF THE ITALIAN REPUBLIC

 イタリア共和国大統領セルジョ・マッタレッラ閣下(セルジオ・マッタレラ : His Excellency Sergio Mattarella

HER EXCELLENCY KATERINA SAKELLAROPOULOU
PRESIDENT OF THE HELLENIC REPUBLIC

 ギリシャ共和国大統領エカテリニ・サケラロプル閣下(Her Excellency Ms Aikaterini Sakellaropoulou

HIS EXCELLENCY NICOS ANASTASIADES
PRESIDENT OF CYPRUS

 キプロス共和国大統領ニコス・アナスタシアディス閣下(His Excellency Mr Nicos Anastasiades

HIS EXCELLENCY MAHMOUD ABBAS
PRESIDENT OF THE STATE OF PALESTINE

 パレスチナ国大統領マフムード・アッバース閣下(His Excellency Mr Mahmoud Abbas

HIS EXCELLENCY REUVEN RIVLIN
PRESIDENT OF THE STATE OF ISRAEL

 イスラエル国大統領ルーベン・リヴリン閣下(His Excellency Mr Reuven Rivlinルヴィ・リヴリンRuvi Rivlin

HIS MAJESTY ABDULLAH II
KING OF JORDAN

 ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・ビン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)

 

続報:
 キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、イスラム教シーア派指導者の大アヤトラ、シスタニ師と会見(2021年3月)

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、10ヶ国の新任のローマ教皇聖座駐箚特命全権大使を接受、信任状の捧呈を受ける(2020年12月)

 2020年12月4日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、10ヶ国の新任のローマ教皇聖座駐箚特命全権大使を接受、信任状の捧呈を受けました。

 ヨルダン・ハシェミット王国、カザフスタン共和国、ザンビア共和国、モーリタニア・イスラム共和国、ウズベキスタン共和国、マダガスカル共和国、エストニア共和国、ルワンダ共和国、デンマーク王国、インドの10ヶ国です。

 

 バチカンで新大使らの信任状捧呈式 – バチカン・ニュース

 

 (英語)Pope receives credentials of 10 new ambassadors | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Pope receives credentials of 10 new ambassadors – YouTube

 

首座全体会合を呼びかけたキリスト教/東方正教会/エルサレム総主教セオフィロス3世聖下の真意はいまだ不明。ギリシャの正教会系メディアには苛立ちも(2020年1月)

 キリスト教/東方正教会/エルサレム・全パレスチナ総主教セオフィロス3世聖下(His Beatitude Theophilos III, Patriarch of Jerusalem and All Palestine)が東方正教会首座全体会合を呼びかけた件ですが、聖下の真意はいまだ不明です。

 これについて、ギリシャの正教会系メディアのひとつ、 ΟΡΘΟΔΟΞΙΑ INFO(orthodoxia.info)が、エルサレム総主教から、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)に送られた英文の手紙を入手して公開しています。

 

 (ギリシャ語)ΑΠΟΚΛΕΙΣΤΙΚΟ: Η επιστολή Ιεροσολύμων για την σύναξη Προκαθημένων στην Ιορδανία – ΟΡΘΟΔΟΞΙΑ INFO

 

 この手紙については、すでに各方面で話題になっているのですが、このほど同じくギリシャの正教会系メディアのひとつ romfea.gr(英語版は Orthodox Times に名称を変更)がこれを批判的に取り上げています

 

 (英語)The letter of the Patriarch of Jerusalem for the synaxis of Orthodox primates in Jordan – Orthodox Times

 

 この記事の末尾、

It is noteworthy for historical reasons that the Patriarch of Jerusalem, who cited unity and love to justify his intervention in the powers of the Ecumenical Throne, has ceased communion with the Patriarch of Antioch over the last six years due to a disagreement over jurisdiction in Qatar where only one parish exists!

 エルサレム総主教庁は、カタールの大主教庁設置の件で、アンティオキア総主教庁と相互にコミュニオンを解除していますが、これを取り上げ、
 「たった一つの小教区で六年もアンティオキアとコミュニオンを停止しておいて、なにが一致と愛だ!」

 ──と、この記事を書いた人物が吐き捨てているのが目に見えるようです。

 しかしこれはブーメランで、そのたった一つの小教区をめぐるエルサレムとアンティオキアの間の調停を六年間おこなえなかったコンスタンティノープルが、ここまで乱れた東方正教会全体を立て直すのは不可能というツッコミが来るでしょう。

※しかも、そのエルサレムとアンティオキアの対立は、解決するかもしれない可能性が出てきています。
 キリスト教/東方正教会/アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下が、エルサレム総主教の呼びかけによる東方正教会首座会合に関するメッセージを届けに来たフリストフォロス大主教座下と会見(2019年12月)
 個人的にはうまくいかないと思っていますが……。

 

 他にもこの記事には、

the Chief Secretary of the Holy Synod, Archbishop Aristarchos of Constantina, said that he could not make further statements without the blessing of his Patriarch.

 エルサレム総主教庁の聖シノドの事務を統括するコンスタンティナ大主教アリスタルコス座下(Geronda Secretary-General Most Reverend Archbishop Aristarchos of Constantina)が、「総主教の祝福がないとこれ以上は話せないのだ」と人を食ったようなことを言っていることにも言及されています。

 

 それにしても、エルサレム総主教庁の一連の動きは不可解です。

 セオフィロス3世総主教がどういう人物かといいますと、(もちろん会ったこともないですけど)、「東方正教会の高位聖職者で一番発言が軽い」「親アメリカ派」というのが、シスマ2018の前での定評と考えていいでしょう(真面目な方面ではそんなことは言われてなかったかもしれませんけど)。

 キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で高度な自治的権限を有するウクライナ正教会の首座/キエフ・全ウクライナ府主教オヌフリー座下(His Beatitude Metropolitan Onufry of Kiev and All Ukraine)について、総主教は「オヌフリー府主教は神がこの難局を乗り越えるために選んだ人物」ととてつもない持ち上げようをしましたが、ロシア側からはまったく発言を信用されておらず、ロシア正教会によるコンスタンティノープルとのコミュニオン解除時には、「エルサレムがコンスタンティノープルに追随するならエルサレムともコミュニオンを解除だ!」との発言が出る始末でした。

 要するに、コンスタンティノープル側、モスクワ側、双方ともエルサレムはコンスタンティノープルに追随すると思い込んでいたわけですが、当のエルサレム総主教はかたくなにコンスタンティノープル支持を拒否し続けています。

 挙句の果てに、ウクライナ問題解決のための首座会合の招集という、(上記記事中にあるように用語の問題はあるにせよ)コンスタンティノープルの権威に挑戦する(※コンスタンティノープル派の意見)かのような行動に出たわけで、何が目的なのか、東方正教会全体が首をひねっている状態です。

 

キリスト教/東方正教会/アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下が、エルサレム総主教の呼びかけによる東方正教会首座会合に関するメッセージを届けに来たフリストフォロス大主教座下と会見(2019年12月)

 2019年12月28日、キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East)は、キリスト教/東方正教会/エルサレム総主教庁のキリアクーポリ大主教フリストフォロス座下(His Eminence【The Most Reverend】 Archbishop Christophoros of Kyriakoupolis)と会見しました。

※なお、アンティオキア総主教庁公式サイトなどでは、アンマン府主教【Metropolitan of Amman】となっていますが、ヨルダンのアンマンでの役割もありますが、キリアクーポリ大主教なのではないかと思います(当方が人違いをしていなければ)。

 

 フリストフォロス座下は、キリスト教/東方正教会/エルサレム・全パレスチナ総主教セオフィロス3世聖下(His Beatitude Theophilos III, Patriarch of Jerusalem and All Palestine)が呼びかけた東方正教会首座全体会合に関するメッセージを届けたようで、ヨウハンナ10世聖下はおそらく参加するでしょう。

 

 (英語:東方正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)His Beatitude Patriarch John X received His Eminence Christophoros, the Metropolitan of Amman delegated by His Beatitude Patriarch Theophilus III, – Greek Orthodox Patriarchate of Antioch and All the East

(English translation below – Traduction… – Antioch Patriarchate | Facebook

 

 一方で、エルサレム総主教庁とアンティオキア総主教庁は、エルサレム側のカタール大主教庁設置の結果、相互にフル・コミュニオンを解除したままです。

 今回のニュースを報じているロシアの正教会系メディア「ORTHODOX CHRISTIANITY(OrthoChristian.Com)」によりますと、

 (英語)Patriarch of Jerusalem invites Patriarch of Antioch to Synaxis of Primates in Jordan / OrthoChristian.Com

At present, Pat. John does not commemorate Pat. Theophilos in the Divine services, though Pat. Theophilos commemorates Pat. John.

 現在、ヨウハンナ10世聖下はセオフィロス3世聖下の名前を礼拝で挙げていませんが、セオフィロス3世聖下はヨウハンナ10世聖下の名を挙げているようです。エルサレム側が歩み寄るつもりなのか、あるいはそう見せかけているだけなのか。
 セオフィロス3世聖下の首座全体会合開催の呼びかけの目的も、表面上は「ウクライナ問題」の解決ですが解決するわけがないのであって、いったい何が目的なのか。
 無理に予想しようとして出てくるのは、「これだけやってもダメでした」という言い訳作りか、コンスタンティノープルを引きずりおろして自らが首位に立つことくらいですが、どちらも現実味を感じさせないところです。
 とりあえず集まったけれど、何も良い知恵は出ず、問題は先送りというオチになるのでは……。