キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下のコンスタンティノープル全地総主教庁訪問始まる。全地総主教バルソロメオス聖下と主にウクライナの問題について会談予定(2018年8月)

2018年~ ウクライナへの独立正教会設置を巡るコンスタンティノープルの全地総主教庁とロシア正教会モスクワ総主教庁の対立関連の記事一覧

 

 2018年8月31日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)は、トルコ共和国イスタンブールの全地総主教庁【コンスタンティノープル全地総主教庁】を訪問しました。
 空港では、全地総主教庁のサッシマ府主教ゲンナディオス座下(His Eminence Metropolitan Gennadios of Sassima)らが出迎えたようです。
 全地総主教庁では、さらにスミルナ府主教バルソロメオス座下(His Eminence Metropolitan Bartholomew of Smyrna)らが出迎え。

 かねてより、モスクワ総主教庁と全地総主教庁の間で問題となっている、主にウクライナの件について、キリスト教/東方正教会首席/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)との間で会談がおこなわれます。

 ロシア正教会より、モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))が同行している模様。

 会談には、そのイラリオン座下と、全地総主教庁側からフランス府主教エマニュエル座下(His Eminence Metropolitan Emmanuel of France)が同席。

 

russianchurch(ロシア正教会モスクワ総主教庁公式チャンネル):
Состоялась встреча Предстоятелей Константинопольской и Русской Православных Церквей – YouTube

 

 (ギリシャ語)Κωνσταντινούπολη: Σε εξέλιξη η πιο σημαντική συνάντηση των Πατριαρχών Κωνσταντινουπόλεως και Μόσχας – ΟΡΘΟΔΟΞΙΑ INFO

Orthodoxia.Info – Άφιξη του Πατριάρχη Ρωσίας στην…

 

Телевизија Храм:
Сусрет васељенског патријарха Г. Вартоломеја и московског патријарха и целе Русије Г.Кирила – YouTube

 

 (英語:コンスタンティノープル全地総主教庁公式サイト)
His Beatitude Patriarch Kirill of Moscow at the Phanar – News Release – The Ecumenical Patriarchate
 (英語:コンスタンティノープル全地総主教庁 世界教会協議会代表部 公式サイト)His Beatitude Patriarch Kirill of Moscow at the Phanar – Ecumenical Patriarchate Permanent Delegation to the World Council of Churches

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Primates of Church of Constantinople and Russian Orthodox Church have begun their meeting | The Russian Orthodox Church
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Fraternal meeting of Primates of Church of Constantinople and Russian Orthodox Church | The Russian Orthodox Church

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Началась встреча Предстоятелей Константинопольской и Русской Православных Церквей / Новости / Патриархия.ru
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Святейший Патриарх Кирилл: Это был разговор Предстоятелей, сознающих ответственность за состояние Вселенского Православия / Новости / Патриархия.ru

 (ウクライナ語:ウクライナ正教会公式サイト)Patriarch Kirill discusses results of the meeting with Ecumenical Patriarch Bartholomew: "The conversation was very proper" – Українська Православна Церква
 (ウクライナ語:ウクライナ正教会公式サイト)Святіший Патріарх Кирил розповів про результати зустрічі з Константинопольським Патріархом Варфоломієм: «Бесіда була дуже правильною» – Українська Православна Церква

 (英語:ルーマニア正教会通信)Patriarch of Moscow arrives at the Phanar – Basilica.ro
 (英語:ルーマニア正教会通信)Best pictures from the meeting of Russian Patriarch Kirill and Ecumenical Patriarch Bartolomeu – Basilica.ro
 (英語:ルーマニア正教会通信)Ecumenical Patriarchate issues communique following Patriarch Kirill's visit to Constantinople – Basilica.ro

Basilica.ro (EN)さんのツイート: "Patriarch of Moscow arrives at the Phanar: https://t.co/Scm8Ekjlza… "

 

 (英語)The meeting between the primates of the Constantinople and the Russian Churches is taking place / OrthoChristian.Com

 

 ウクライナのポロシェンコ大統領をはじめとする政治家たちの「独立正教会をウクライナに」という要望と、大昔からの全地総主教庁とロシア正教会モスクワ総主教庁の対立が混ぜ合わさり、メディアを見る限りでは、着地点は見出しがたい状況に思えますが……。

 

追記:
 会談終了後、キリル総主教聖下はインタビューに答えています。
 バルソロメオス聖下との同意がなければ、詳細を語るつもりはないとのことです。

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Patriarch Kirill: It was a talk of Primates aware of their responsibility for the state of Universal Orthodoxy | The Russian Orthodox Church

会談後の、キリル総主教聖下へのインタビュー/
russianchurch(ロシア正教会モスクワ総主教庁公式チャンネル):
После встречи с Патриархом Константинопольским Патриарх Кирилл ответил на вопросы журналистов – YouTube

 

 イラリオン府主教座下の記者会見。

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk: It was a talk from heart to heart | The Russian Orthodox Church

 ウクライナ系メディアが伝えている内容について、両総主教と、同席した座下自身とフランス府主教エマニュエル座下しか会談の内容を知らないはずなのに、彼らはいったいどこから聞いたのか内容自体に疑問を呈しています。

 一方、エマニュエル座下の発言を報道したギリシャ系メディアの内容については、内容を否定していません。

 また、今回の会談でなにが合意されていようとも、両教会の正式な決定はそれぞれの聖シノドでおこなわれるものである、とも指摘しています。

 

続報:
 キリスト教/コンスタンティノープルの全地総主教庁が、ウクライナの独立正教会設置に向けてキエフにおける総主教代理を二名任命。ロシア正教会系のウクライナ正教会は激しく反発(2018年9月)
 キリスト教/コンスタンティノープルの全地総主教庁がウクライナへの独立正教会設置のために総主教代理を任命したことについて、ロシア正教会聖シノドは「(バルソロメオス総主教は)事実上は一度も持ったことのない指揮権があると勝手な解釈をしている」「このような『反・教会法的行為』の全責任は彼個人とその支持者たちにある」と宣言(2018年9月)

 

キリスト教/シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、ローマ教皇聖座駐箚レバノン共和国大使ファリード・エリアス・エル・ハーゼン閣下と会見(2018年8月)ハーゼン家公式サイトによると、同家はフランス王より“プリンス・オブ・ザ・マロナイツ”として言及されていたとのこと

※この記事は世界の王室ニュースと重複します。

 

 2018年8月22日、キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)は、レバノン共和国の総主教邸にて、ローマ教皇聖座駐箚レバノン共和国特命全権大使“シェイフ”・ファリード・エリアス・エル・ハーゼン閣下(His Excellency Cheikh Farid Elias el Khazen)と会見しました。

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Meeting with Ambassador of Lebanon to Vatican | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch

قداسة سيدنا البطريرك يستقبل سعادة سفير… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook

 

 ハーゼン家は、カトリックに属するマロン派の有力家門で(総大司教を複数排出)、同家公式サイト(About Us – Khazen.org)によりますと、

frequently refered as “Prince of the Maronites” by the Kings of France.

 と、フランス王から(元はフランス語の文章で、たぶん英訳でしょうが)プリンス・オブ・ザ・マロナイツ(Prince of the Maronites)として言及されていたとのことです。
※“当主”(いるのかどうかわかりませんけど)がそうなのか、全員がそうなのか、わかりませんが、現在は使用されていないようです。

 

Facebookが、シリアへのミサイル攻撃を「国際法違反」とする共同声明に参加したうち、キリスト教/シリア正教会/アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下のアカウントを凍結ないし削除、キリスト教/東方正教会/アンティオキア総主教庁のアカウントの記事が自主削除ないしは強制削除、カトリック系のメルカイト東方典礼カトリック教会は特になし(2018年4月)

 シリア正教会の“イグナティウス”・アフレム2世聖下のアカウントはもはや閲覧できませんが、シリア正教会自体のアカウントは残っていますし、キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教庁のほうは該当記事が読めなくなっているだけです。

 うーん、正教会系メディアのほうで話題になっているわけではないので、詳細はわかりませんが、露骨にカトリック(アメリカに信者が多いから)系列を贔屓したFacebookによる東方のキリスト教会差別ではないのかという疑念もわきます。

 

キリスト教/シリア正教会/アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、メルカイト東方典礼カトリック教会/アンティオキア総大司教ユーセフ・アブシ座下と会見(2018年4月)

 キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)は、キリスト教/ローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会/メルカイト東方典礼カトリック教会首座/アンティオキア・東方全土(、アレクサンドリア、エルサレム)総大司教ユーセフ・アブシ座下(His Beatitude Patriarch Youssef Absi, S.M.S.P., Patriarch of Antioch【Antiochia】 and All the East, of Alexandria and Jerusalem of the Melkite Greek Catholic Church)と会見しました。
 アメリカ合衆国、英国、フランス共和国によっておこなわれたシリア・アラブ共和国への攻撃について、「国際法違反の侵略行為」などとする共同声明が発表されていますが、そのための来訪かどうかはよくわかりません(復活祭にあわせての来訪予定があったかもしれません)。
 シリア正教会側から、
 総主教管轄ダマスカス大主教区総主教補佐“モル”・ティモセオス・マッタ・アル・クーリー座下(His Eminence Mor Timotheos Matta Al-Khoury, Patriarchal Vicar of the Patriarchal Archdiocese of Damascus)、
 が同席したようです。

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Meeting with His Beatitude Patriarch Joseph Absi | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch

 

قداسة سيدنا البطريرك يستقبل غبطة… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook

 

キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下が、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下と、米英仏のシリア攻撃について電話会談(2018年4月)

 ロシア連邦のTASS通信の記事によりますと、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)は、キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)と、アメリカ合衆国・英国・フランス共和国によるシリア・アラブ共和国攻撃について電話会談したそうです。

 

 (英語)TASS: Society & Culture – Russian Orthodox Church head discusses Syria with Pope Francis

 

電話会談後のキリル聖下の会見/
russianchurch(ロシア正教会モスクワ総主教庁公式チャンネル):
Обращение Святейшего Патриарха Кирилла в связи с ситуацией в Сирии – YouTube

※ローマ教皇以外に、東方正教会の各首座との電話会談もおこなわれた模様。
※会見映像にはロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))が同席。

 

追記:
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Patriarch Kirill discussed situation in Syria over telephone with Pope Francis of Rome and Primates of Local Orthodox Churches | The Russian Orthodox Church
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Peacemaking initiative of Christian leaders in response to the situation in the Middle East | The Russian Orthodox Church

 またキリル聖下の指示によりイラリオン座下は、キリスト教/オリエント正教会/コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)及びキリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)と電話会談したようです。

 

追記2:
 (英語)Pat. Kirill discusses Syria with 4 brother patriarchs / OrthoChristian.Com

 キリル聖下の(東方正教会の首座に分類される)電話会談相手は、
 キリスト教/東方正教会首席/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)、
 キリスト教/東方正教会/アレクサンドリア・全アフリカ総主教セオドロス2世聖下(His Beatitude Theodoros II, Pope and Patriarch of Alexandria and All Africa)、
 キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East)、
 キリスト教/東方正教会/エルサレム・全パレスチナ総主教セオフィロス3世聖下(His Beatitude Theophilos III, Patriarch of Jerusalem and All Palestine)、
 のようです。