キリスト教/コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下が、ローマ教皇庁教理省長官ビクトル・マヌエル・フェルナンデス枢機卿座下らと会見(2024年5月)

 2024年5月22日、キリスト教/オリエント正教会/コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)は、ローマ教皇庁教理省長官ビクトル・マヌエル・フェルナンデス枢機卿座下(His Eminence Victor Manuel Cardinal Fernández, Prefect of the Dicastery for the Doctrine of the Faith)と会見しました。

 コプト正教会側の公式ウェブサイトの記載から取れるのは(英語版の記事はときどき変になるので注意ですが)、2024年3月に出された、いわゆる同性婚(so-called same-sex marriage)を拒否する同教会の聖シノドの声明に対し、今回の訪問時に枢機卿がこれに賛同した、ということです。
 2023年末に、ローマ教皇庁が、同性カップルを祝福できるという見解を示したと報道された後に、東方の教会ではこれに対して神学的対話への影響や中止に関する議題があがりました。
 枢機卿は、同性婚にカトリック教会が賛成しているわけではないことを伝えています。

 枢機卿には、エジプト駐箚ローマ教皇大使ニコラス・ヘンリー・マリー・デニス・テヴナン大司教座下(アエクラヌム名義大司教 : Archbishop Nicolas Henry Marie Denis Thevenin, Titular Archbishop of Aeclanum, Apostolic Nuncio to Egypt, Apostolic Nuncio to Oman)が同行(なぜかコプト正教会の記事では毎回 Cardinal と表記されますが……)。

 

 (英語:コプト正教会 公式ウェブサイト)H.H. Pope Tawadros II Receives Cardinal Victor Fernandez, Envoy of the Pope of the Vatican, and Head of the Vatican’s Department of Doctrine and Faith – Coptic Orthodox Church

قداس… – Coptic Orthodox Church – الكنيسة القبطية الأرثوذكسية | Facebook

 

追記:
 バチカンニュース(英語版)でも記事が出たのでリンクしておきます。

 Fiducia supplicans: Fernández Visits Tawadros – Vatican News

 

追記2:
 ROME REPORTS も映像付きで記事を出しました。
 東西教会の融和(が進まない原因となりうる)ということで注目が高かった項目ということでしょうか。

 (英語)Vatican seeks to clear up misunderstandings with Coptic Church over same-sex blessings – Rome Reports

ROME REPORTS in English:
Vatican seeks to clear up misunderstandings with Coptic Church over same sex blessings – YouTube

キリスト教/ウォルシンガムの聖母の属人裁治区の裁治権者であるキース・ニュートン司祭が裁治権者を辞任(2024年4月)デービッド・アーサー・ウォーラー司祭が新たに裁治権者に

 2024年4月29日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下は、ウォルシンガムの聖母の属人裁治区裁治権者キース・ニュートン司祭(The Right Reverend Monsignor Keith Newton, Ordinary of the Personal Ordinariate of Our Lady of Walsingham)の裁治権者としての辞任を承認しました。

 フランシスコ教皇は、同・属人裁治区の裁治権者代理(Vicar General : 補佐職)であるデービッド・アーサー・ウォーラー司祭(The Right Reverend Monsignor David Arthur Waller)を新たな裁治権者に叙任しました。
 また、同司祭は、 Bishop Ordinary に叙任されているので、司教としても叙任されており、司教叙階がおこなわれる予定です。

 ウォルシンガムの聖母の属人裁治区は、アングリカン・コミュニオンを離脱してカトリックに合流した人々を受け入れる属人裁治区(Personal Ordinariate)の一つで、グレートブリテン島(イングランド・スコットランド・ウェールズ)を管轄しています。

 属人裁治区の裁治権者は、司教である必要はありませんが、北米に設置されている聖ペトロ座の属人裁治区(Personal Ordinariate of the Chair of Saint Peter)に続き裁治権者が司教になることになりそうです。

 

 (英語:ローマ教皇聖座 公式ウェブサイト)Resignations and Appointments, 29.04.2024

Resignation of the Ordinary of the Personal Ordinariate of Our Lady of Walsingham, Great Britain, and appointment of the Bishop Ordinary

The Holy Father has accepted the resignation from the pastoral care of the Personal Ordinariate of Our Lady of Walsingham (Great Britain), presented by Reverend Msgr. Keith Newton.

His Holiness has appointed Reverend David Arthur Waller, until now Vicar General of the Ordinariate and Pastor of Christ the King Parish in Chingford, as Bishop Ordinary of the Personal Ordinariate of Our Lady of Walsingham (Great Britain)

 (英語:ウォルシンガムの聖母の属人裁治区 公式ウェブサイト)Latest News – Personal Ordinariate of Our Lady of Walsingham
 (英語:ウォルシンガムの聖母の属人裁治区 公式ウェブサイト)Latest News – Personal Ordinariate of Our Lady of Walsingham

 (英語)Pope appoints new Bishop Ordinary for the Personal Ordinariate of Our Lady of Walsingham – Catholic Bishops' Conference
 (英語)‘Momentous’ day for Ordinariate of Our Lady of Walsingham as it gets first Bishop Ordinary – Catholic Herald

 

XユーザーのCatholic Churchさん: 「His Holiness, Pope Francis, has appointed the Reverend David Waller as the next Ordinary and the first Bishop Ordinary of the Personal Ordinariate of Our Lady of Walsingham. Read More: https://t.co/AwTAFM7xH5 https://t.co/PSKgTQJyVY」 / X

 

With… – The Personal Ordinariate of Our Lady of Walsingham | Facebook

 

追記:
 (英語)Former Anglican Vicar Becomes First Bishop of UK Ordinariate| National Catholic Register

Msgr. Newton said the date and place of Father Waller’s episcopal ordination have yet to be confirmed but that he expected it to take place “towards the end of June.”

 ウォーラー司祭の叙階の時期や場所は決まっていませんが、6月末ごろとなりそうだとのことです。

XユーザーのNational Catholic Registerさん: 「Former Anglican Priest Becomes First Bishop of UK Ordinariate Msgr. Newton said that he was ‘delighted’ with Father Waller’s appointment, adding that he has been ‘unwaveringly loyal’ to the Ordinariate.⤵️ via @edwardpentin https://t.co/O5PnNTZgt7」 / X

 

追記2:
 ウォーラー司祭の司教叙階は 6月22日 となったようです。
 主叙階者は、ローマ教皇庁教理省長官ビクトル・マヌエル・フェルナンデス枢機卿座下(His Eminence Victor Manuel Cardinal Fernández, Prefect of the Dicastery for the Doctrine of the Faith)。

 (英語:ウォルシンガムの聖母の属人裁治区 公式ウェブサイト)EPISCOPAL ORDINATION OF BISHOP-ELECT DAVID WALLER – Latest News – Personal Ordinariate of Our Lady of Walsingham

The episcopal Ordination of Bishop Elect David Waller will take place at Westminster Cathedral at 11.00am on Saturday 22nd June, the Feast of St John Fisher and St Thomas More. The principal consecrator will be His Eminence Cardinal Víctor Manuel Fernández, Prefect of the Dicastery for the Doctrine of the Faith.

📣 We… – The Personal Ordinariate of Our Lady of Walsingham | Facebook

 

追記3:
 ウォーラー司祭の叙任について、他の二つの属人裁治区の裁治権者・使徒座管理から声明が出ています。

(北米)聖ペトロ座の属人裁治区 裁治権者スティーヴン・ジョセフ・ロペス司教座下(Bishop Steven Joseph Lopes, Ordinary of the Personal Ordinariate of the Chair of Saint Peter):
Today, April 29,… – Ordinariate of the Chair of Saint Peter | Facebook

 

(オーストラリアなど)南十字星の聖母の属人裁治区 使徒座管理/ブロークン湾司教アンソニー・ランダッツォ座下(Bishop Anthony Randazzo, Bishop of Broken Bay, Apostolic Administrator of the Personal Ordinariate of Our Lady of the Southern Cross):
St… – Personal Ordinariate of Our Lady of the Southern Cross | Facebook

キリスト教/21人の新たな枢機卿の叙任式(2023年9月)

 2023年9月30日、キリスト教/ローマカトリック教会の21人の新たな枢機卿の叙任式がおこなわれました。

 

 教皇、21人の新枢機卿を発表 | カトリック中央協議会

ロバート・フランシス・プレボスト大司教(教皇庁司教省長官、聖アウグスチノ修道会、米国、67歳)
クラウディオ・グジェロッティ大司教(教皇庁東方教会省長官、イタリア、67歳)
ビクトル・マヌエル・フェルナンデス大司教(教皇庁教理省長官、アルゼンチン、60歳)
エミール・パウル・チェリッヒ大司教(駐イタリア・サンマリノ教皇庁大使、スイス、76歳)
クリストフ・ルイ・イブ・ジョルジュ・ピエール大司教(駐米教皇庁大使、フランス、77歳)
ピエルバッティスタ・ピッツァバッラ大司教(ラテン典礼エルサレム総大司教、フランシスコ会、イタリア、58歳)
スティーブン・ブリスリン大司教(南アフリカ・ケープタウン教区、南アフリカ、66歳)
アンヘル・シクスト・ロッシ大司教(アルゼンチン・コルドバ教区、イエズス会、アルゼンチン、64歳)
ルイス・ホセ・ルエダ・アパリシオ大司教(コロンビア・ボゴタ教区、コロンビア、61歳)
グジェゴルシュ・リシ大司教(ポーランド・ウッジ教区、ポーランド、59歳)
スティーブン・アメユ・マーティン・ムラ大司教(南スーダン・ジュバ教区、南スーダン、59歳)
ホセ・コボ・カノ大司教(スペイン・マドリード教区、スペイン、57歳)
プロターズ・ルガンブワ協働大司教(タンザニア・タボラ教区、タンザニア、63歳)
セバスティアン・フランシス司教(マレーシア・ペナン教区、マレーシア、71歳)
スティーブン・チャウ・サウヤン(周守仁)司教(香港教区、イエズス会、香港、63歳)
フランソワ・グザビエ・ブスティジョ司教(フランス・アジャクシオ教区、コンベンツアル聖フランシスコ修道会、スペイン、54歳)
アメリコ・マヌエル・アルベス・アギラール補佐司教(ポルトガル・リスボン教区、ポルトガル、49歳)
アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父(サレジオ修道会総長、同会、スペイン、62歳)
〔80歳以上の3人〕

アゴスティーノ・マルケット大司教(元教皇庁大使、元教皇庁難民移住・移動者司牧評議会事務局長、イタリア、82歳)
ディエゴ・ラファエル・パドロン・サンチェス名誉大司教(ベネズエラ・クマナ教区、ベネズエラ、84歳)
ルイス・パスクアル・ドリ神父(アルゼンチン・ブエノスアイレス・ポンペイの聖母巡礼聖堂聴罪司祭、カプチン・フランシスコ修道会、アルゼンチン、96歳)

 

 バチカンで21人の新枢機卿の叙任式 – バチカン・ニュース

 80歳未満の新枢機卿

 1.ロバート・フランシス・プレヴォスト大司教(68)(教皇庁司教省長官・米国出身、聖アウグスティノ会)
 2.クラウディオ・グジェロッティ大司教(67)(教皇庁東方教会省長官・イタリア出身)
 3.ヴィクトール・マヌエル・フェルナンデス大司教(61)(教皇庁教理省長官、アルゼンチン出身)
 4.エミル・ポール・チェリッグ大司教(76)(教皇大使、スイス出身)
 5.クリストフ・ルイ・イヴ・ジョルジュ・ピエール大司教(77)(教皇大使、フランス出身)
 6.ピエルバッティスタ・ピッツァバッラ大司教(58)(エルサレム・ラテン典礼総大司教、イタリア出身、フランシスコ会)
 7.ステファン・ブリスリン大司教(67)(ケープタウン大司教区、南アフリカ出身)
 8. アンヘル・シクスト・ロッシ大司教(65)(コルドバ大司教区、アルゼンチン出身)
 9.ルイス・ホセ・ルエダ・アパリシオ大司教(61)(ボゴタ大司教区、コロンビア出身)
 10.グルゼゴルズ・リシ大司教(59)(ウッチ大司教区、ポーランド出身)
 11.ステファン・アメユ・マーティン・ムラ大司教(59)(ジュバ大司教区、南スーダン出身 )
 12.ホセ・コボ・カノ大司教(58)(マドリッド大司教区、スペイン出身)
 13.プロタセ・ルガンブワ大司教(63)(タボラ大司教区・協働大司教、タンザニア出身)
 14.セバスティアン・フランシス司教(71)(ペナン教区、マレーシア出身)
 15.周守仁司教(64)(香港教区、香港出身、イエズス会)
 16.フランソワ・グザヴィエ・ブスティジョ司教(55)(アジャクシオ教区(フランス)、スペイン出身、コンベンツアル聖フランシスコ修道会)
 17.アメリコ・マヌエル・アルヴェス・アグイアル司教(49)(リスボン大司教区・補佐司教、ポルトガル出身)
 18.アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父(63)(サレジオ修道会総長、スペイン出身、サレジオ修道会)

 80歳以上の新枢機卿

 1.アゴスティーノ・マルケット大司教(83)(教皇大使・イタリア出身)
 2.ディエゴ・ラファエル・パドロン・サンチェス大司教(84)(クマナ大司教区・名誉大司教、ベネズエラ出身)
 3.ルイス・パスクアル・ドリ神父(96)(ブエノスアイレスのポンペイの聖母巡礼聖堂・聴罪司祭、アルゼンチン出身、カプチン・フランシスコ修道会)

 (英語:ローマ教皇聖座 公式ウェブサイト)Assignation of Titles and Deaconries to the new Cardinals, 30.09.2023

 

Vatican News – English:
Vatican Media Live – English – YouTube

 

 (英語)Excitement fills St. Peter's Square as Pope Francis creates 21 new cardinals – Rome Reports

ROME REPORTS in English:
Excitement fills St. Peter's Square as Pope Francis creates 21 new cardinals – YouTube