訃報(2022年12月2日):キリスト教/エリトリア正教会首座/エリトリア総主教“アブネ”・ケルロス1世聖下が永眠(1926~2022)

 キリスト教/オリエント正教会/エリトリア正教会の首座/エリトリア総主教ケルロス1世聖下(His Holiness Abune KerlosQerlos】【Cyril】【Kirollos】 I, Patriarch of Eritrea)が永眠したと公式サイトが報じています。
 同サイトによれば96歳。

 

Lisan Tewahdo:
lisan tewahdo web TV: ዜና ዕረፍቲ ብፁዕ ወቅዱስ አቡነ ቄርሎስ ቀዳማዊ 5ይ ፓትርያርክ ዘኦርቶዶስ ተዋሕዶ ቤተ ክርስቲያን ኤርትራ! – YouTube

 

 (ティグリニャ語:エリトリア正教会 公式サイト)ዜና ዕረፍቲ ብፁዕ ወቅዱስ አቡነ ቄርሎስ ቀዳማዊ 5ይ ፓትርያርክ ወርእሰ ሊቃነ ጳጳሳት ዘኦርቶዶስ ተዋሕዶ ቤተ ክርስቲያን ኤርትራ!

ዜና ዕረፍቲ ብፁዕ ወቅዱስ አቡነ ቄርሎስ ቀዳማዊ 5ይ ፓትርያርክ ወርእሰ ሊቃነ ጳጳሳት ዘኦርቶዶስ ተዋሕዶ ቤተ ክርስቲያን ኤርትራ! “ኦ ገብርኄር ወምእመን… ባእ ወስተ ፍስሐሁ ለእግዚእከ፡/ ኦ ሕያዋይ እሙንን ኣገልጋሊ.. ናብ ሓጐስ ጐይታካ እቶ’’ ማቴ.፳፭፡፳፩/ 25፡21 ብፁዕ ወቅዱስ አቡነ ቄርሎስ ቀዳማዊ ፭ይ ፓትርያርክ ወርእሰ ሊቃነ ጳጳሳት ዘሃገረ ኤርትራ ንቤተ ክርስቲያኖም፡ ንሕዝቦምን ሃገሮምን ደኺመ ከይበሉ ብትግሃትን ፍቕሪን ድኅሪ ምግልጋሎም ብዝሓደሮም ናይ ሓጺር መዓልትታት ሕማም ኣብ ውሽጢ ሃገር ዘድሊ ሕክምናዊ ረዲኤት ክግበረሎም ድኅሪ ምጽናሕ ሎሚ ዕለት ፳፫ ኅዳር ፳፻፲ወ፭ዓ.ም.ግ (02/12/2022 ዓ.ም.ፈ) ሰዓት 4፡15 ድ.ቀ. ኣብ መበል 96 ዓመት ዕድመኦም ኣብ መንበሪ ቤቶም ብሰላም ዓሪፎም። ቅዱስ ሲኖዶስ ኦርቶዶክስ ተዋሕዶ ቤተ ክርስቲያን ኤርትራ ብዕረፍቲ ብፁዕ ወቅዱስ አቡነ ቄርሎስ ቀዳማዊ ዝተሰምዖ መሪር ሓዘን እናገለጸ ንኣፈጻጽማ ፕሮቶኮላዊ ሥነ ሥርዓት ቀብሮምን ካልእ ተዛመድቲ ጉዳያትን ኣብ ዝቕጽል መዓልትታት መግለጺታት ከውጽእ ምዃኑ ይሕብር። ልዑል እግዚኣብሔር ሃገርናን ማኅደርና ይባርኽ ቤት ጽሕፈት ቅዱስ ሲኖዶስ… – Eritrean Orthodox Tewahdo Church Menbere patriarik Asmara | Facebook

 

Yemane G. MeskelさんはTwitterを使っています: 「#Eritrea: Condolences; His Holiness Abune Qerlos, the 5th Patriarch of the Eritrean Orthodox Tewahdo Church has passed away at the age of 96. Protocol regarding Funeral Services will be announced in the coming days https://t.co/ZTq67SjKVo」 / Twitter

 

 もともと、ケルロス総主教は、先代のコプト正教会アレクサンドリア教皇シェヌーダ3世より叙聖されていました。
 コプト正教会からの弔意が出ているほか、上記の動画ではコプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)からの弔意が出ているようです(同内容を教皇の弔意としたかもしれません)。

 (英語:コプト正教会からの弔意)The Coptic Orthodox Church Farewells on the Hope of Resurrection H.H. Patriarch Kirollos, The Eritrean Orthodox Church Patriarch – Coptic Orthodox Church

Coptic Orthodox ChurchさんはTwitterを使っています: 「The Coptic Orthodox Church Farewells on the Hope of Resurrection H.H. Patriarch Kirollos, The Eritrean Orthodox Church Patriarch – Coptic Orthodox Church https://t.co/951GHN6FIW」 / Twitter

 

 エリトリア正教会は、政府が正統な総主教であるアントニオス聖下を“廃位”するなどの結果、他のオリエント正教会の各教会との関係が悪化あるいは薄くなっていました。
 ケルロス総主教は、7月にコプト正教会を訪問するなど、オリエント正教会内の各教会との関係改善が進みそうな気配もありましたが、永眠により、後継も含めて、またわからなくなってきました。

関連:
 キリスト教/エリトリア正教会が新たな首座・総主教を選出(2021年6月)他のオリエント正教会の独立教会は承認せず。世界教会協議会【WCC】は祝福
 訃報(2022年2月9日):キリスト教/エリトリア正教会首座/エリトリア総主教アントニオス聖下が永眠(1927~2022)
 キリスト教/コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下が、エリトリア正教会首座/エリトリア総主教“アブネ”・ケルロス1世聖下と会見(2022年7月)

 

 また、同じくオリエント正教会の、シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)が弔意を表明しています。

قداسة… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook

 

 東方正教会/ロシア正教会がケルロス総主教永眠を報じています。

 また、
 東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教キリイル総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)、
 東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)、
 が、それぞれ弔意を表明しています。

 (ロシア語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 渉外局 公式サイト)Скончался Предстоятель Эритрейской Церкви: новость ОВЦС

 (キリル総主教による弔意表明:ロシア語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 渉外局 公式サイト)Соболезнование Святейшего Патриарха Кирилла в связи с кончиной Патриарха Эритрейской Церкви Абуны Кирилла: новость ОВЦС
 (キリル総主教による弔意表明:英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 渉外局 公式サイト)Condolences of His Holiness Patriarch Kirill on the death of Patriarch Abune Kerlos of the Eritrean Church

 (アントニー府主教による弔意表明:ロシア語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 渉外局 公式サイト)Председатель ОВЦС выразил соболезнования в связи с кончиной Предстоятеля Эритрейской Церкви: новость ОВЦС
 (アントニー府主教による弔意表明:英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 渉外局 公式サイト)The DECR Chairman expressed condolences on the death of the Primate of the Eritrean Church

Скончался Предстоятель Эритрейской Церкви… – Mospat.ru Официальный интернет-портал Отдела Внешних Церковных Связей МП | Facebook

 

 キリスト教/ローマ教皇庁/キリスト教一致推進評議会議長クルト・コッホ枢機卿座下(His Eminence Kurt Cardinal Koch, Prefect of the Dicastery for Promoting Christian Unity)による弔意の表明:
 (英語:ローマ教皇庁 キリスト教一致推進評議会 公式サイト)2022 12 05 In memoriam Abune Kerlos I

 

 キリスト教/東方教会(景教、通称:ネストリウス派、など)/アッシリア東方教会の第122代カトリコス=総主教“マル”・アワ3世ロイェル聖下(His Holiness Mar Awa III Royel, The Catholicos-Patriarch of the Assyrian Church of the East)が弔意を表明:

‏‎ܐܓܪܬܐ… – His Holiness Catholicos-Patriarch Mar Awa III | Facebook

 

世界教会協議会【WCC】ヨアン・サウカ事務総長【総幹事】代行(The Reverend Professor Dr Ioan Sauca)からの弔意:
 (英語:世界教会協議会【WCC】公式サイト)WCC extends condolences upon death of His Holiness, Abune Kerlos I, fifth Patriarch of the Eritrean Orthodox Tewahdo Church | World Council of Churches

※世界教会協議会はケルロス1世聖下をすぐさま承認(?)しました。
 キリスト教/エリトリア正教会が新たな首座・総主教を選出(2021年6月)他のオリエント正教会の独立教会は承認せず。世界教会協議会【WCC】は祝福

 そのためなのかどうかわかりませんが、エリトリア正教会側では、弔意の来ている三名を紹介する映像では、モスクワ総主教キリル聖下、ヨアン・サウカ事務総長代行、ローマ教皇フランシスコ聖下の順番にしています/
Lisan Tewahdo:
lisan tewahdo web TV፦ ዜና ቤተ ክርስቲያን (3ይ ክፋል) ብምኽንያት ዕረፍት ብፁዕ ወቅዱስ አቡነ ቄርሎስ – YouTube

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、マランカラ・マル・トマ・シリア教会の補佐府主教と会見(2022年11月)

 2022年11月22日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、インドの、マランカラ・マル・トマ・シリア教会の補佐府主教ジョセフ・マル・バルナバス座下(His Eminence Joseph Mar Barnabas, Suffragan Metropolitan of the Mar Thoma Syrian Church)と会見しました。

 フランシスコ教皇との会見の後、補佐府主教は、ローマ教皇庁キリスト教一致推進評議会次官ブライアン・ファレル司教座下(アビティナエ名義司教 : Bishop Brian Farrell, L.C., Secretary of the Pontifical Council for Promoting Christian Unity, Titular Bishop of Abitinae)およびオリエント正教会担当の司祭と会談したようです。
 マランカラ・マル・トマ・シリア教会は、オリエント正教会のシリア正教会との関係が深いですが、現在はアングリカン・コミュニオンの一員です(アングリカンとは分類しないような気もしますが)。

 

 (英語:ローマ教皇聖座 公式サイト)Audiences, 23.11.2022

His Eminence Joseph Mar Barnabas, Suffragan Metropolitan of the Mar Thoma Syrian Church (Syro-Malankara Church in communion with the Anglican Communion);

 (英語:ローマ教皇庁キリスト教一致推進評議会 公式サイト)2022 11 28 Pope Francis audience Metropolita Barnabas

書籍形式PDFファイル(2022年11月 アラビア語・一部英語):キリスト教/コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下のスピーチを集めたもの。掲載写真のうちキリスト教指導者では、ローマ教皇フランシスコ聖下、ロシア正教会モスクワ総主教庁キリル聖下、エチオピア総主教“アブネ”・マティアス1世聖下、ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教アントニー座下を重要視か

 キリスト教/オリエント正教会/コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)のスピーチ内容を集めた書籍形式の PDF ファイル「Their words to the end of the World」(アラビア語・一部英語)が公開されています。

 

 (英語版サイト)"Their words to the end of the World" .. An Online Book for H.H. Pope Tawadros II – Coptic Orthodox Church
※↑のページから PDF をダウンロードできます。

 

 掲載文章の中に写真が織り交ぜられているのですが、キリスト教指導者の他に、イスラム教指導者や世俗の要人などの写真も当然あります。
 キリスト教指導者で、コプト正教会以外、かつ集団で並んでいるわけではなく、二人で写っている写真が掲載されている方に限定すると、

  • (顔写真を並べたもの)ローマ・カトリック教会/ローマ名誉教皇ベネディクト16世聖下(His Holiness Benedict XVI, Pope Emeritus)
  • ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis
  • (故)オリエント正教会/シリア正教会首座/第122代アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・ザッカー1世イワス聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Zakka I Iwas, the Patriarch of Antioch and All the East, The Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)
  • 東方正教会/ロシア正教会首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教キリイル総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)
  • オリエント正教会/エチオピア正教会首座/エチオピア総主教・カトリコス“アブネ”・マティアス1世聖下(His Holiness Abune Mathias I, Patriarch and Catholicos of Ethiopia)
  • クリストフ・シェーンボルン枢機卿座下(His Eminence Christoph Cardinal Schönborn, O.P., Archbishop of Vienna)>
  • 東方正教会/ギリシャ正教会首座/アテネ・ギリシャ全土大主教イエロニモス2世座下(His Beatitude Hieronymos II, Archbishop of Athens and All Greece and Primate of the Autocephalous Orthodox Church of Greece)
  • (二人ではありませんが)オリエント正教会/シリア正教会首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)とオリエント正教会/アルメニア使徒教会(アルメニア正教会)キリキア・カトリコスアラム1世聖下(His Holiness Aram I, Catholicos of the Great House of Cilicia【Catholicos of the Holy See of Cilicia】)
  • ↑の“イグナティウス”・アフレム2世と二人の写真
  • 東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)

※なお、周囲に人はいますが、ローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会/マロン東方典礼カトリック教会【マロン派】のアンティオキア・全レバント総大司教ベカラ・ブートロス・ライ枢機卿座下(His Beatitude and Eminence Moran Mor Béchara Boutros Cardinal Raï, O.M.M. , Patriarch of Antioch【Antiochia】 and the Whole Levant (Maronite))との写真もあります。

 訪問国の都合上ウィーン大司教とアテネ大主教は当然程度の扱い。
 また、シリア正教会とアルメニア使徒教会キリキア・カトリコス庁は同じオリエント正教会で近場=準・身内=重要なのは前提のようなものです。

 残りの方々のうち、フランシスコ教皇の取り扱いが一番多いです。
 続いて、エチオピア総主教、モスクワ総主教、ヴォロコラムスク府主教。
 カトリックに、ロシア正教会、エチオピア正教会、と、この辺りは当然のことでしょうか。

 エチオピア正教会は同じオリエント正教会で、コプト正教会側から20世紀に独立正教会と認められたとはいえ、信徒数はエチオピア正教会の方が多く、またエルサレムのスルタン修道院の件では争いも続いています。なかなか身内と言い切れない、そのような状況もあります。
 三者会合による声明からすると、シリア正教会およびアルメニア使徒教会キリキア・カトリコス庁はこの件においてコプト正教会側を支持しているようなので、この二教会のほうが立場が近い。
 また、オリエント正教会と東方正教会全体の会合はもう止まって終わったようなものですが、コプト正教会とシリア正教会はそれぞれロシア正教会と神学的対話を続けています。その観点からは、コプト正教会と一番近い立場にいる教会はシリア正教会となるでしょう。

 それにしても、アラビア語部分の最後が、ロシア正教会のアントニー府主教の来訪、ロシア正教会側からのメダルの授与、となっているのは示唆的ではあります。
 というか、率直に言って、驚きました。

関連:
 キリスト教/コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下が、ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教アントニー座下と会見(2022年11月)
 キリスト教/東方正教会シスマ2022:アレクサンドリア総主教セオドロス2世聖下が、モスクワ総主教キリル聖下の名を礼拝で挙げることを停止(2022年11月)ロシア側からは2019年に停止済み。相互に関係停止へ

 

 なお、 PDF の 89 ページは、タワドロス教皇の日本訪問時のものとなっています。

関連:
 キリスト教/コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下の来日、日本国外相 河野太郎 閣下と会見(2017年8月)

キリスト教/オリエント正教会の首座三人、コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下、シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下、アルメニア使徒教会/キリキア・カトリコスのアラム1世聖下による会合(2022年10月)

 2022年10月17日~19日にかけて、キリスト教/オリエント正教会のコプト正教会、シリア正教会、アルメニア使徒教会キリキア・カトリコス庁の代表による会合がエジプトでおこなわれました。

 コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)、
 シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)、
 アルメニア使徒教会(アルメニア正教会)キリキア・カトリコスのアラム1世聖下(His Holiness Aram I, Catholicos of the Great House of Cilicia【Catholicos of the Holy See of Cilicia】)
 らが参列しています。

 

 会合の結果、他教会(オリエント正教会以外の教会)との関係に関する部分では(大意)、

  • 東方正教会との対話が止まっているので、エマニュエル府主教に問い合わせる
  • コプト正教会とシリア正教会は、ロシア正教会との対話を進めている
  • ローマ・カトリック教会との対話も進んでいる
  • アングリカン・コミュニオンとの対話も進めたい

 というような部分があります(全部、「対話」と書いてしまいましたが、こう言い切っていいかはわかりません)。

 ともあれ、エマニュエル府主教というのは、ファナル(東方正教会のコンスタンティノープル)のカルケドン府主教エマニュエル座下(His Eminence Elder Metropolitan Emmanuel of Chalcedon)のことでしょう。
 次のロシア正教会との項目とあわせて考えると、ファナルがウクライナで一方的な行為(教会法違反)をおこなったことにより、モスクワ総主教庁との関係が断絶しているので、東方正教会全体の対話が出来なくなっていることを前提に、和解(ファナルがモスクワ総主教庁に謝罪し、ウクライナでやったことを取り消す)ように求めているようにも取れます(それはファナルには絶対に無理でしょうが)。
 もっとも、ロシア正教会との対話に、キリキア・カトリコス庁が含まれていないので、これは温度差のあることでしょう。

 カトリックとの対話に関しては特に感想もないですが、もしアングリカン・コミュニオンとの対話が(東方正教会との対話が止まったまま)進んでいくとするなら興味深いところです。

 

 また、これとは別に、エチオピア正教会が“占拠”しているエルサレムのスルタン修道院に関して、コプト正教会に権利があるという立場をシリア正教会とキリキア・カトリコス庁が支持することも確認されています。
 関連:
 映像(アラビア語・英語字幕):キリスト教/コプト正教会の修道士がイスラエル警察に“暴力”を受けた件でアレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下がそもそもの問題を説明する動画(2018年10月)イスラエル政府とエチオピア正教会を批判

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Arrival to Egypt | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch
 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)13th Meeting – Heads of the Oriental Orthodox Churches in the ME | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch
 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Joint Statement of the 13th Meeting of the Heads of the Oriental Orthodox Churches in the Middle East | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch
 (英語:アルメニア使徒教会 キリキア・カトリコス庁 公式サイト)A MEETING IN EGYPT BETWEEN HIS HOLINESS CATHOLICOS ARAM I, HIS HOLINESS PATRIARCH MOR IGNATIUS APHREM II AND HIS HOLINESS POPE TAWADROS II | Armenian Church Catholicosate of Cilicia

 

 コプト正教会より、
 アルクサヤ・ミール主教“アンバ”・トマス座下(His Grace Anba Thomas, Bishop of Alqousaya and Meer)、
 北シュブラ教会代表主教“アンバ”・アンゲロス座下(His Grace Anba Angelos, General Bishop of North Shoubra Churches)、

 シリア正教会より、
 レバノン山脈・トリポリ大主教“モル”・セオフィルス・ゲオルゲス・サリバ座下(His Eminence Mor Theophilus Georges Saliba, Archbishop of Mount Lebanon and Tripoli)、
 ベイルート大主教“モル”・クレーミス・ダニエル・クーリエフ座下(His Eminence Mor Clemis Daniel Kourieh, Archbishop of Beirut)、

 アルメニア使徒教会キリキア・カトリコス庁より、
 テヘラン教区長セブフ・サルキシャン大主教座下(His Eminence Archbishop Sebouh Sarkissian, Prelate of Tehran)、
 シリア駐箚使徒座使節マガル・アシュカリャン主教座下(His Grace Bishop Magar Ashkarian, Pontifical Nuncio to the Prelacy of Syria)
 らが同席。

 

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The… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook

 

Armenian ChurchさんはTwitterを使っています: 「17-19 Հոկտեմբերին, Գահիրէի մէջ տեղի ունեցաւ Մեծի Տանն Կիլիկիոյ Կաթողիկոսութեան, ասորի ուղղափառ եկեղեցւոյ Անտիոքի Պատրիարքութեան եւ ղպտի ուղղափառ եկեղեցւոյ Աղեքսանդրիոյ Պատրիարքութեան միջեւ հանդիպում։ https://t.co/XBXZAn7Yir https://t.co/zHCJSUfHhm」 / Twitter

 

ԵԳԻՊՏՈՍԻ ՄԷՋ… – Armenian Church, Holy See of Cilicia | Facebook

キリスト教/シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、アッシリア東方教会カトリコス=総主教アワ3世聖下と会見(2022年9月)

 2022年9月20日、キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)は、イラク共和国クルド人自治区のアルビールで、キリスト教/東方教会(景教、通称:ネストリウス派、など)/アッシリア東方教会の首座/カトリコス=総主教“マル”・アワ3世ロイェル聖下(His Holiness Mar Awa III Royel, The Catholicos-Patriarch of the Assyrian Church of the East)と会見しました。

 シリア正教会側から、
 モスル・キルクーク・クルディスタン・近郊大主教“モル”・ニコデムス・ダウード・シャラーフ座下(His Eminence Mor Nicodemus Daoud Sharaf, Archbishop of Mosul, Kirkuk, Kurdistan and Environs)、
 ザーレ・ベッカーにおける総主教代理“モル”・ユスティノス・ブーロス・サファル座下(His Eminence Mor Justinos Boulos Safar, Patriarchal Vicar in Zahleh and Bekaa)、
 モル・マタイ修道院大主教区大主教【聖マタイ区大主教】“モル”・ティモセオス・ムーサ・アル・シャマニ座下(Mor Timotheos Moussa Al-Shamani, Archbishop of the Archdiocese of Mor Mattai Monastery【Archbishop of St Matthew’s】)、
 “モル・ヨセフ・バリ座下(His Eminence Mor Joseph Bali, Patriarchal Secretary and Media Office Director)、
 が同席。

 アッシリア東方教会からも高位聖職者多数が同行していたようですが、シリア正教会のサイトでは各人の名前までは記載されていないため、詳細は不明。

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Visit of His Holiness Patriarch Mar Awa III | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch

‎قداسة… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook