キリスト教/“ウクライナ正教会”の現状と、NHKの記事「“ロシア軍が司祭を拉致して拷問” ウクライナ正教会大主教」について(2022年9月)

 ウクライナのキリスト教/東方正教会の状況は混沌としており、一般のメディアが通常の記事で説明しきれるものではありません
 (この記事でも説明しきれません)
 しかし説明しないと NHK の記事自体がふわっふわであるということが示せないので説明します(説明するよう努力します)。

 近年の概説ですが、コンスタンティノープルとポロシェンコ元大統領がしかけた2018年の出来事があります。
 そもそも、ウクライナには、他の多くの教会が教会法上合法と認めるロシア正教会モスクワ総主教庁系のウクライナ正教会(UOC または UOC-MP)がありましたが、それとは別にウクライナ正教会キエフ総主教庁(UOC-KP)、ウクライナ独立正教会(UAOC)などの教会法上合法でない集団がありました。

 (ここまででもう先を読むのが面倒になった方もおられると思いますが……)

 コンスタンティノープルとポロシェンコ元大統領は、ウクライナに単独の独立正教会を設立することをたくらみ、UOC-KPおよびUAOCを合併する形で組織を形成させましたが、UOCからは主教以上は二名しか引き抜くことはできませんでした。
 UOC-KPのトップ、“フィラレート総主教”はかつてロシア正教会の重鎮、そして府主教であり、破門されていましたが、コンスタンティノープルはこの破門を一方的に撤回(ギリシャ系の教会以外からはこの行為は承認されていない状況)しました。
 この集団のトップとして、UOC-KPにいた“エピファニー府主教”という人物が選ばれ、コンスタンティノープルのバルソロメオス総主教から独立正教会と認めるトモスが手渡され、ウクライナ正教会(OCU)という独立正教会が成立しましたが、ギリシャ系の正教会以外からは承認されていません
 独立正教会として認める権限についてもそうですが、そもそもエピファニー府主教などの成聖が教会法上合法でないため、彼らは聖職者として認識されていません。彼を平信徒と明言した他教会の人物も多数います。簡単に言えば、“エピファニー府主教”なる人物は、聖職者のコスプレをしているだけのただのオッサンということです。
 さらにいいますと、使徒からの継承性について、まともな説明がなされていないという状況もあります。教会法上合法な主教二名から成聖を受けていなければ、使徒からの継承性は成立せず、OCUでこれが成立しているといえる主教は、ロシア正教会の重鎮だったフィラレート総主教(なお、後にOCUを離脱し、UOC-KPを再結成。OCU側は自分たちの主教の一人としているというこちらもまた混沌とした状況)とUOCから合流した主教以上の二名のあわせて三名だけです。割と最近になってコンスタンティノープルはエピファニー府主教らについて使徒継承は成立していると言い出しましたが、その理由については説明していません。一方、成立していない理由については、ロシア正教会などからもうかなり前から(2018年より前から)はっきりと説明されています。使徒からの継承性は東方正教会を含む伝統的な教会の中でもっとも重要な部分であり、これが適当というのは、もうやる気がないとしか思えません(王室だったら、王の血をひかない人物を王子と言い張って、ろくに説明もしていない、というのがコンスタンティノープルの状況といえば、少しは混乱ぶりが伝わるでしょうか)。
 このようにウクライナ正教会(OCU)は、東方正教会の中で、コンスタンティノープルにさからえないギリシャ系の正教会では認められている(彼らの説明はお粗末です)ものの、それ以外ではほとんどまともに扱われていません。
 一方、モスクワ総主教庁系のウクライナ正教会(UOC)は今年(2022年)になって憲章を変更、モスクワ総主教庁から一方的に「独立」したとしています(これはもうそうしないと政治的にどうしようもない状況になってきたからです)。こちらもまた教会法上合法な行為ではないのですが、アンティオキア総主教庁や、 OCU のほうを認めないスラブ系の正教会などからは教会法上合法な教会と引き続き認められています(認められているというか、認めているという前提の行動がおこなわれています)。
 そして、 UOC と OCU の対立は続いています。 UOC は OCU が違法に聖堂などを奪っていると繰り返し主張しています。
 ロシア正教会は、クリミアについては(ロシアによる併合後も) UOC の管轄のままにしていましたが、 UOC が「独立」を宣言したことにより、モスクワ総主教庁の直下に移しました(移したと宣言しました)。また、ロシアによる併合地の教区が、同じような対応となっています。
 そして、(ややこしいですがこの間ずっと) UOC の聖職者自体は教会法上合法である(=自分たちの手下)とコンスタンティノープルは認めています。
 つまり、単純に分離しているといっていい状況でもありません。

 これで状況が少しは伝わったかどうかはわかりませんが、この前提でNHKの記事を見てみましょう。

 

 “ロシア軍が司祭を拉致して拷問” ウクライナ正教会大主教 | NHK | ウクライナ情勢

ウクライナで多くの国民に浸透しているウクライナ正教会のエフストラティ大主教は、宗教関係者の国際会議に出席するため来日していて、20日、東京都内でNHKの取材に答えました。

 この「ウクライナ正教会」は OCU のほうですが、「多くの国民に浸透している」はナンセンスです。
 浸透していないから、混乱が起きているわけです。 UOC は OCU から聖堂などを強制的に奪われていると主張しています。
 浸透しているなら、 UOC はとっくになくなってます。今年、あらためて「独立」を宣言したりする必要はありません。アンティオキア総主教が UOC を支援する姿勢を見せたりする必要もありません。
 また「エフストラティ大主教」(エヴストラティー or エウストラティー)は、もちろん OCU の大主教の一人ですが、ギリシャ系の正教会を除けば教会法上合法な聖職者として扱われていません。
 “エピファニー府主教”を含めて、東方正教会の中でも、半数から教会法上合法な聖職者としてみなされていない人物が宗教関係の国際会議などに出席することがどういう結果を生むかはわかりませんが……。

この中でエフストラティ大主教は「占領されたへルソン州では、司祭が拉致されたうえに拷問を受け、ロシアの情報機関への協力を求める文書に署名するよう強制された」と述べ、ロシアによる軍事侵攻の被害は宗教の面にも及んでいると非難しました。

 拉致や拷問がおこなわれたことは否定しませんが、そもそもこの“司祭”が教会法上合法な聖職者であるかどうか(=聖職者のコスプレをしたただのオッサンじゃないの?)という大問題があるわけです。

また、プーチン大統領に近いとされるロシア正教会のキリル総主教などが、軍事侵攻を支持していることについて「ロシアは、何世紀も正教会を帝国主義の道具のように使ってきた。私たちは、特定の政治家や個人は支援しない」と述べ、宗教が戦争の正当化に利用されないよう、政治と宗教は一定の距離を保つべきだという認識を示しました。

 モスクワへの批判はその通りです。
 が、 OCU 自体が特定の政治家=ポロシェンコ(元)大統領の企画によって成立した部分があり、支援どころか近年になって特定の政治家が主導して形成した宗教団体です。

ウクライナ正教会は、ロシアとの関係悪化に伴って2019年、ロシア正教会から独立した形で、これにロシア側は反発していましたが、軍事侵攻を受けて双方の正教会の対立が一層深まっています。

 再度、確認しておきます。
 UOC から OCU に参加した主教以上の聖職者は、たったの2名です。
 2019年の「独立」なるものは、ロシア正教会モスクワ総主教庁系の UOC にとっては関係ありません。教会法上合法でない集団を、コンスタンティノープルが雑にまとめて独立正教会として承認し、今もギリシャ系の正教会以外からは承認されていないものです。もちろんこれにロシア側は反発していましたが、他の正教会も同様に反発、あるいはスルーしている状況があり、ウクライナとロシアだけの問題に落とし込むのは、まして「ウクライナ正教会は、ロシアとの関係悪化に伴って2019年、ロシア正教会から独立」とするのは間違った説明です。
 今年(2022年)、 UOC はモスクワ総主教庁から「独立」を宣言しましたが、これは OCU とは何の関係もない動きであり、両者の対立は継続しています。

キリスト教/コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の“ミハイル府主教”が総主教の外套を着用(2021年6月)

 キリスト教/コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の“ミハイル府主教”(ルーツク・ヴォリン府主教ミハイル座下 : His Eminence Metropolitan Mikhail of Lutsk and Volyn)が、モスクワ総主教・ブルガリア総主教・セルビア総主教らが着用する緑色の外套を着用したという報道が出ています。

 この人物は、2018年の統合会議において有力な“首座”候補とされながら、“フィラレート総主教”が腹心の“エピファニー府主教”を操り人形として首座にそえるために選挙戦からの撤退を要求されました(その後エピファニー府主教とフィラレート総主教は激しい対立に落ち込んでいますが)。
 最近の言動からは、(エピファニー府主教を押しのけて) OCU の首座となる意思を隠していないようにも思われます。

 また、ミハイル府主教は、今月【2021年6月】、コンスタンティノープルのバルソロメオス総主教を訪問しています。

 コンスタンティノープル総主教との会談と同月に総主教を詐称したようなもので、ムチャクチャな話ですが、ウクライナの教会情勢全体がムチャクチャですし、コンスタンティノープルはローマに完全に屈するのが時間の問題と見る人もいる情勢ですので、どの関係者にとってももうどうでもいいのかもしれません。
 正直、ギリシャ系とギリシャ系に屈服する教会は、ローマに管轄してもらったほうが(伝統的な教会としては)まだマシになると思います。実質的にもうどうにもならないダメな政治集団と化しているので。

 

 (英語)"Hierarch" of OCU Mikhail Zinkevich holds a "service" in patriarchal mantle – UOJ – the Union of Orthodox Journalists

 

キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下がコンスタンティノープルのバルソロメオス総主教のウクライナにおける行為を「教会法にそっていない」とコメントした件で、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の聖職者がセルビア総主教を非難(2021年3月)着座後すぐに泥沼の気配

 新たに着座したキリスト教/東方正教会/セルビア正教会は、セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、インタビューでの答えの中で、コンスタンティノープルのバルソロメオス総主教のウクライナにおける行為(一方的に独立正教会を設置したことなど)を「我々はロシア正教会の見方をしているわけではなく教会法を守っているだけ。コンスタンティノープルのやり方は教会法・慣習に沿っていない」とコメントしました。
 これに関して、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の“聖職者”が、「セルビア総主教は教会法の専門家でも、ウクライナにおける専門家でもなんでもない」と非難しているようです。

 

 (英語)Schismatic bishop fires back: Serbian Patriarch is no expert on canons, he’s pretending to be an oracle / OrthoChristian.Com
 (英語)OCU claims Patriarch Porfirije is not an expert on canons – UOJ – the Union of Orthodox Journalists

 

 ウクライナにおける現在の東方正教会の問題は多々ありますが、まず OCU の首座である“エピファニー府主教”について、ポーランド正教会は「彼は主教ではない」と回答しており、キプロス正教会でコンスタンティノープルを批判している府主教らは「彼は神品(聖職者)ではない」と発言しています。
 ポルフィリイェ総主教にいたっては、かつて「彼は信徒ですらない」としていました。

 ポルフィリイェ総主教からしてみれば、なんで首座を自称する「信徒ですらない人物」のよくわからない手下からこんなことを言われねばならんのかという話で、コンスタンティノープルがこれに対して(ポルフィリイェ聖下のコメント及び、それに対する OCU の人物のコメントに対して)何か反応するのか注目です。

 

 それにしても、ああ、泥沼……。

キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下への祝意を表明したコンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】首座“エピファニー府主教”の名前がセルビア正教会公式サイトのリストに無い模様(2021年2月)ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)首座/キエフ・ウクライナ全土府主教オヌフリー座下の名前は掲載

 新たにセルビア総主教となった(選出着座)キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)ですが、セルビア正教会の公式サイトがポルフィリイェ総主教に対して祝意を表明した人々を列記しています。

 

 (英語:セルビア正教会 総主教庁 公式サイト)The Orthodox and the entire Christian world and people of good will congratulated Patriarch Porfirije on his election | Serbian Orthodox Church [Official web site]

 

 その中には、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の首座“エピファニー府主教”の名前はなく、ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で高度な自治的権限を有するウクライナ正教会の首座/キエフ・ウクライナ全土府主教オヌフリー座下(His Beatitude Metropolitan OnufriyOnufry】 of Kiev and All Ukraine)の名前が他の自治的権限を持つ教会の首座らとともに並んでいます。

 当たり前ですね、というところですが……。

 これに関して、ウクライナの正教会系メディア UOJ と、ギリシャの正教会系メディア Orthodox Times (Romfea.grの英語版)が記事を出しています。

 (英語)UOC Primate named among Heads of Churches who congratulated Pat. Porfirije – UOJ – the Union of Orthodox Journalists
 (英語)The newly elected Patriarch of Serbia reveals his stance on the Ukrainian issue – Orthodox Times

 後者は、ポルフィリイェ総主教がウクライナ問題に関して“中立的でない”態度を表明したという主旨であり、また反コンスタンティノープルのバチュカ主教イリネイ座下(His Grace Bishop Irinej of Bačka)やロシア正教会の影響を抜け出せなければ総主教はこのままの態度だろうというものです。
 率直な話、ポルフィリイェ総主教の個人的意見がどんなものかはわかりませんが、コンスタンティノープルを支持することはセルビア正教会にマイナスが大きすぎる以上、ポルフィリイェ総主教がわざわざ己の率いる教会をつぶそうとする必要などまったくありません。
 当たり前ですが、セルビア正教会は、 OCU を独立正教会と認めたことはなく、またそもそもエピファニー府主教を神品(聖職者)と認めたことすらありません。
 最近になって、コンスタンティノープルの府主教が、“ウクライナ独立正教会【UAOC】”から合流した“マカリー府主教”に使徒継承性があるのではないかとか言い出しましたが、これはロシア正教会による“フィラレート総主教”と“マカリー府主教”への破門(アナテマ)を2018年にコンスタンティノープルが一方的に撤回したこと件と関係があるのでしょう。一言でいえば、コンスタンティノープルは、自分たちが破門を撤回した人物が主教である資格があるのかどうかすら事前に調べていなかったということです。そして今になって、使徒継承性が無いという結論になっている人物に対して、何も新しい情報を提示せずに「あるのではないか」と言い出しているわけです。
 もっともマカリー府主教についてはどうでもよく、それよりも首座であるエピファニー府主教が聖職者としての条件を満たしていない状況をなんとかしないといけないのではないかという見解は広まっているようで、エピファニー府主教が引きずりおろされる可能性の記事も散見されます。情報戦も含むでしょうが、真面目に言えばとっとと引きずりおろして使徒継承性のある人物を首座にすえるしかないでしょう。

 

本日【2020年11月23日】キリスト教/キプロス正教会が聖シノドの会合をおこなう模様。おそらくコンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】を承認し、その後ロシア正教会側からフル・コミュニオンを解除されるということになるのでは(2020年11月)

 本日【2020年11月23日】、キリスト教/キプロス正教会が聖シノドの会合をおこなう模様。
 おそらくコンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】を承認することになると思われます。

 

ここまでの事態:
 東方正教会大分裂:キリスト教/キプロス大主教クリソストモス2世座下がコンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の首座の名を礼拝中に挙げる。同教会シノドの事前同意なし(2020年10月)
 キリスト教/ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)のボリスポリ・ブロヴァリー府主教アントニー座下がキプロス大主教の行動についてコメント(2020年10月)
 キリスト教/キプロス正教会のレメソス府主教、キッコス・ティリリア府主教、タマソス府主教、アマサス主教が、キプロス大主教とコンスタンティノープルを批判する声明(2020年10月)
 東方正教会大分裂:キリスト教/ロシア正教会の聖シノドがキプロス大主教クリソストモス2世座下とのユーカリスティック・コミュニオンを解除(2020年11月)

 

 レメソス府主教ら四主教がクリソストモス2世を批判していますが、それ以外の批判者が続かないところをみると、聖シノドの会合はクリソストモス2世を支持するものが多数、 OCU を独立正教会として承認して終了するでしょう。

 その後は、ロシア正教会の聖シノドが臨時会合を開き、今まではキプロス大主教とのみフル・コミュニオンを解除していましたが、キプロス正教会全体とフル・コミュニオンを解除することを決定するということになります。
 東方正教会大分裂がまた一段階進みます。
 これは単なる大分裂ではなく、原則がムチャクチャになっているので、東方正教会崩壊というほうが正しいかもしれません。

 

 さて、そんな全体のことはともかく。
 このキプロスの一件で注目なのは、レメソス府主教らが、あくまで聖シノドの決定に従わず、分離シノドを形成する可能性です。
 彼ら自身も所詮はギリシャ人なので、最終的には折れてコンスタンティノープルに従うのではないかと思っていますが……。
 しかしコンスタンティノープルを批判する声明を出した四人があっさりとまた短期間で言葉を翻すようでは、東方正教会のギリシャ人の神品(聖職者)は嘘つきばかりと大宣伝しているようなもの。
 彼らは(コンスタンティノープルやそれに続く連中と共に)、キリスト教と東方正教会とギリシャ人という人種の評判を大幅に下落させることになります。
 まあでも、そうするんじゃないでしょうか(達観)。

 

 あとは北キプロス・トルコ共和国への影響です。
 分離シノドが形成されるようなことがなければ、ロシア正教会は北キプロスにある聖堂・修道院などの接収を(ロシア政府を通じて)トルコ共和国政府および北キプロス政府に求めるでしょう(なにしろもはや正当な所有者がいないため)。
 政治・外交への影響は避けられないように思えます。